屋久島での暮らしと子育て|自然と共に生きる日々
Contents
世界自然遺産の島で暮らすということ
屋久島で子育てをするということは、単に田舎で暮らすということではありません。世界自然遺産に認定された豊かな自然の中で、自然のリズムに寄り添った暮らしを送ることです。
季節の変化を肌で感じる毎日
11月のある朝、モッチョム岳を眺めると、冬の気配を感じさせる風景が広がっていました。前日と比べて急に寒くなり、季節の移り変わりを実感します。

尾之間は風も穏やかですが、栗生方面に向かうと強風と高い波の冬景色。同じ島でも場所によって気候が大きく違うのが屋久島の特徴です。こうした自然のダイナミックさを日常的に感じられることが、屋久島での暮らしの魅力です。
畑のある暮らし
この日、子どもたちはじゃがいもの種芋植えを体験しました。屋久島では、多くの家庭が小さな畑を持ち、季節の野菜を育てています。

「3月に収穫するまで、様子を見たり、お世話をしたりしようね」
熱田園長のこの言葉は、屋久島での暮らしそのものを表しています。種を植えて、成長を見守り、収穫する。この長いプロセスを大切にする暮らしが、屋久島にはあります。
自給自足の豊かさ
- 季節の野菜を育てる
- 果物を収穫する
- 海で魚を釣る
- 山で山菜を採る
自分で育てた野菜や、自分で収穫した果物の味は格別です。食べ物への感謝の気持ちも、自然と育まれていきます。
季節の恵みを味わう
この日の午後、つき組・ほし組・にじ組の子どもたちは、桜島小ミカンの収穫を体験しました。採れたての香りや濃い味わいを楽しむことができるのも、屋久島での暮らしならではです。

屋久島の食材
屋久島では、一年を通してさまざまな旬の食材が手に入ります。
- 春:たけのこ、山菜、早生の柑橘類
- 夏:マンゴー、パッションフルーツ、海の幸
- 秋:さつまいも、里芋、秋ミカン
- 冬:桜島小ミカン、ポンカン、じゃがいも
地域とのつながり
屋久島での暮らしは、地域のつながりが深いことも特徴です。ご近所さんとの助け合い、季節の行事への参加、地域全体で子どもを見守る文化があります。
移住者も温かく迎えてくれる
「島の人は冷たいのでは?」という心配の声もよく聞きます。でも、実際は違います。屋久島には移住者も多く、新しく来た人を温かく迎えてくれる文化があります。
- 困ったときは助け合う
- 野菜や魚のお裾分け
- 地域の行事に気軽に参加できる
- 子育てを地域全体で支える
子育て環境としての屋久島
屋久島は、子育てに適した環境が整っています。
メリット
- 自然豊かで子どもが伸び伸び育つ
- 食べ物が新鮮で美味しい
- 地域とのつながりが深い
- 都会のような過度な競争がない
- ゆったりとした時間の流れ
考慮すべき点
- 医療機関が限られている
- 本土への移動に時間とコストがかかる
- 仕事の選択肢が限られる
- 台風の影響を受けやすい
でも、こうした点も含めて、屋久島での暮らしの一部として受け入れる心構えがあれば、充実した生活を送ることができます。
あゆみの森こども園と屋久島の暮らし
あゆみの森こども園は、屋久島での子育てを支える大切な拠点です。自然体験を中心とした保育は、屋久島の暮らしそのものを反映しています。
園の特色
- 定員約40名の小規模園
- 1歳から5歳までの異年齢保育
- 森の活動や畑での体験
- 地域に開かれた運営
移住を検討している方へ
屋久島への移住を検討している方、子育て環境を知りたい方は、まずは実際に島を訪れてみることをお勧めします。
移住前にできること
- 短期滞在で暮らしを体験する
- 地域の人と話をする
- 保育園や学校を見学する
- 仕事の可能性を探る
屋久島での暮らしについて詳しく知りたい方へ
先日の園長ブログでは、季節の活動の様子が紹介されています。
あゆみの森こども園の見学や、屋久島での子育てについてのご相談は、いつでも受け付けています。実際の保育の様子を見ていただきながら、屋久島での暮らしについてもお話しできます。
ご質問やご相談は、LINE公式アカウントからお気軽にどうぞ。優しく丁寧に担当者が対応いたします。
日々の活動の様子はInstagramでも配信中です。



