自然保育で育つ感性|種を植えて収穫までを見守る
Contents
自然の中で学ぶということ
あゆみの森こども園が大切にしている自然保育。それは単に外で遊ぶことではなく、自然の営みを通して生命の大切さや季節の移り変わりを学ぶことです。
11月18日、子どもたちはじゃがいもの種芋植えを体験しました。この活動には、自然保育ならではの深い学びが詰まっています。
種を植えることから始まる学び
広い畑に印をつけて、種芋を一つずつ置いていく。肥料と一緒に土をかぶせて、優しくトントンと土を固める。子どもたちは土の感触や匂いを感じながら、丁寧に作業を進めていきます。

「3月に収穫するまで、様子を見たり、お世話をしたりしようね」
熱田園長のこの言葉には、自然保育の本質が表れています。植えて終わりではなく、長いプロセスを見守ることで、子どもたちは多くのことを学んでいきます。
自然のリズムを体感する
じゃがいもが育つには約4ヶ月かかります。その間、子どもたちは畑を訪れ、芽が出ているか、葉が大きくなっているか、観察を続けます。
- 種を植える(11月)
- 芽が出るのを待つ(12月)
- 成長を見守る(1〜2月)
- 収穫する(3月)
このプロセスを通して、子どもたちは自然のリズムや生命の営みを体感していきます。
季節の恵みを五感で味わう
種芋植えの後は、つき組・ほし組・にじ組の子どもたちがミカン畑へ。桜島小ミカンの収穫体験を楽しみました。

採れたての美味しさが教えてくれること
採れたての香りや濃い味わい。子どもたちは「美味しい!」と何度も声をあげながら、自分で収穫したミカンを味わっていました。
スーパーで買うミカンとは違う、本物の体験がここにあります。自分で収穫した果物の味は、子どもたちの記憶に深く刻まれていくでしょう。
屋久島の自然が育む感性
11月のこの日の朝、モッチョム岳は冬の気配を感じさせる風景でした。前日と比べて急に寒くなり、季節の変化を肌で感じます。

尾之間は穏やかでも、栗生方面に向かうと強風と高い波の冬景色が広がります。こうした自然のダイナミックさを日常的に感じられることが、屋久島での保育の特別なところです。
自然保育の3つの柱
あゆみの森こども園では、以下の3つを軸に自然保育を実践しています。
1. 森の活動
- 3〜5歳児は環境文化研修センターの森で活動
- 1〜2歳児は園庭や園の周辺で自然と触れ合う
- 五感を使って自然を感じる
2. 体験を通した学び
- 種を植える、収穫する、調理する
- 季節の変化を観察する
- 生き物と触れ合う
3. 環境とのつながりを意識する
- すべてがつながっているという考え方
- 自然への感謝の気持ち
- 持続可能な暮らし方への気づき
保護者の方々の声
「家でも畑のことを話していました」「ミカンが美味しかったって喜んでいました」
この日の活動について、保護者の方々から嬉しい声をいただきました。園での体験が家庭での会話につながり、家族全体で自然について考えるきっかけになっています。
都会では得られない体験
屋久島という世界自然遺産の島で、本物の自然体験ができること。これは、あゆみの森こども園ならではの特色です。
- 畑で野菜を育てる
- 果物を収穫する
- 森の中を歩く
- 季節の変化を肌で感じる
こうした体験が日常にあることで、子どもたちの感性は豊かに育まれていきます。
自然保育に興味がある方へ
先日の園長ブログでは、この日の活動の様子が詳しく紹介されています。
入園を検討されている方、自然保育についてもっと知りたい方は、ぜひ見学にお越しください。実際の保育の様子を直接ご覧いただけます。
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