保護者と共に楽しむ読み聞かせ会|あゆみの森幼児園の日常活動
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11月のある日の活動
朝のモッチョム岳がくっきりと見える、冷え込んだ11月の日。この日、あゆみの森幼児園では、久しぶりに保護者の方をお招きしての読み聞かせ会「よんでよんで」が開催されました。
子どもたちは朝からワクワク。「今日、誰のお母さんが来るの?」「どんな本を読んでくれるかな?」と、楽しみな様子です。
めばえ組の読み聞かせタイム
まずはめばえ組(0〜1歳児)からスタート。保護者の方が優しい声で絵本を読み始めると、小さな子どもたちが目をキラキラさせて注目します。
参加型の読み聞かせ
めばえ組の読み聞かせの特徴は、子どもたちが主役であること。ただ聞くだけではなく、お話に合わせて声を出したり、歌を一緒に歌ったり。
保育士も一緒に参加しながら、子どもたち一人ひとりの反応を見守ります。「上手に歌えたね」「この動物、知ってるね」と、声をかけながら。

保護者の方も「こんなに反応してくれるなんて」と驚きの表情。子どもたちの成長を、保護者と保育士が一緒に感じられる瞬間です。
異年齢グループでの活動
続いて、2歳から5歳までの子どもたちのグループへ。この日は、前の紙と次の紙をつなげると絵になる紙芝居や、動物を探す絵本が登場しました。
考えて、答えて、指差して
「どうなるのかな?」と考えて答える子、指差しで教える子、大きな声で叫ぶ子。年齢によって反応は違いますが、みんなが夢中になっています。
特に印象的だったのは、大きい子が小さい子に「ほら、ここにいるよ」と教えてあげる場面。異年齢保育ならではの、自然な学び合いの瞬間です。
集中力の高まり
普段の活動でも読み聞かせは行っていますが、保護者の方が読んでくださるときは、また違った集中力を見せる子どもたち。
違う声色、違う読み方、違う絵本の選び方。多様な読み聞かせ体験が、子どもたちの興味や関心を広げています。
日常的な保護者参加
あゆみの森幼児園では、「よんでよんで」のような保護者参加型の活動を定期的に実施しています。
なぜ保護者参加を大切にするのか
- 家庭と園の連携 - 子どもの成長を一緒に見守る関係づくり
- 子どもたちの刺激 - 様々な大人との関わりが学びになる
- 保護者同士の交流 - 子育ての仲間づくりの場
- 開かれた保育 - 保育の見える化、透明性の確保
屋久島の自然の中で
この日の朝は、特に空気が澄んでいました。窓を開けたまま寝てしまい、寒さで夜中に目が覚めるほど。足先が冷える感覚が久しぶりでした。
季節の移り変わりを感じる
屋久島の11月は、夏の暑さが落ち着き、徐々に冷え込んでくる季節。この季節の変化を五感で感じられることも、自然保育の魅力です。
読み聞かせの後は、外遊びの時間。モッチョム岳を眺めながら、子どもたちは元気いっぱいに走り回ります。
日々の活動の積み重ね
「よんでよんで」のような特別な活動も、日常的な保育活動の積み重ねがあってこそ。
あゆみの森幼児園の日常
森での活動、自然体験、異年齢保育、レッジョ・エミリア・アプローチを取り入れた「こどものプロジェクト」。様々な活動を通じて、子どもたち一人ひとりの興味や関心を大切にしています。
保護者参加型の活動は、そんな日常の一部。特別なことではなく、当たり前のように保護者と保育士が協力し合う文化が根付いています。
保護者の感想
読み聞かせの後、保護者の方からこんな言葉をいただきました。
「園での子どもの様子が見られて安心しました。他の子どもたちとも仲良くしていて、嬉しかったです」
「先生方の優しい関わり方を見て、安心して預けられると改めて思いました」
これからも続く日常
「よんでよんで」は、これからも定期的に開催される予定です。次回はどんな絵本が登場するか、どんな保護者の方が来てくださるか、子どもたちも保育士も楽しみにしています。
保護者と共に育てる保育。それが、あゆみの森幼児園の日常です。

