【2026年】世界遺産・屋久島で子育て|自然の中で育つ子どもの力と暮らしのリアル
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世界遺産の島で子どもを育てるということ
屋久島が世界自然遺産に登録されたのは1993年。日本で初めての世界自然遺産です。縄文杉に代表される屋久杉の原生林、年間降水量が平地でも4000ミリを超える豊かな水、標高差による亜熱帯から亜寒帯までの垂直分布。この小さな島に、日本の自然の縮図が詰まっています。
観光で屋久島を訪れる人は多いですが、「この島で子どもを育てたい」と考えて移住する家庭もあります。世界遺産の自然に囲まれた環境で育つ子どもには、どんな体験が待っているのか。屋久島での子育てのリアルをお伝えします。

屋久島の自然が子どもに与えるもの
本物の自然に触れる日常
屋久島に住む子どもたちにとって、自然は特別なイベントではなく日常です。庭にやってくるヤクシカ、道端のガジュマルの巨木、通学路沿いの清流。都会では遠足や旅行でしか触れられない自然が、歩いて数分のところにあります。
あゆみの森こども園では、この環境を最大限に活かした保育を行っています。園庭には大きなアコウの木があり、子どもたちは木登りをしたり、根元で虫を探したり。森の活動では、苔むした巨岩の間を歩き、倒木を乗り越え、清流の水に手を浸します。こうした体験は教科書やテレビでは得られない、体全体で感じる学びです。
五感が磨かれる
森の中は五感を刺激する要素に満ちています。苔の柔らかさ、土の匂い、木漏れ日の温かさ、鳥の声、沢の水の冷たさ。子どもたちはこうした刺激を全身で受け止めながら、感覚を研ぎ澄ませていきます。
デジタル機器に囲まれた生活では、視覚と聴覚以外の感覚を使う機会が減っています。屋久島の自然の中では、触覚、嗅覚、味覚も含めた五感のすべてが活性化します。幼児期にこの経験を積むことは、感性の土台を作る上でとても大切なことです。
生き物との共存を学ぶ
屋久島にはヤクシカ、ヤクザル、ウミガメ、多種多様な昆虫や野鳥が生息しています。子どもたちは日常的にこうした生き物と出会います。鹿が畑の野菜を食べてしまうこともあれば、道路でサルの群れに出くわすこともある。「かわいい」だけではなく、「共に生きる」ということを肌で感じる環境です。

屋久島で子育てをする保護者の声
「東京では公園に行くのも予約が必要な時代。ここでは玄関を出れば自然がある」。都会から移住してきた保護者のこの言葉は、屋久島の子育て環境を端的に表しています。
もうひとつ、保護者からよく聞くのは「子どもの表情が変わった」という声です。画面を見ていた時間が外遊びに変わり、顔色が良くなり、体力がつき、笑顔が増えた。自然の中で思いきり体を動かす生活は、子どもの心と体の両方に良い影響を与えています。
屋久島の子育てで気をつけること
良いことばかりではない部分も正直にお伝えします。教育の選択肢は都市部に比べて限られます。塾や習い事の種類は少ないです。中学校は島内にありますが、高校の選択肢は限られるため、高校進学で島を出る子もいます。
医療面でも、専門的な治療が必要な場合は本土の病院に行く必要があります。台風の時期はフェリーや飛行機が欠航することがあり、急な移動ができないリスクもあります。こうしたデメリットを理解した上で、それでも「自然の中での子育て」を選ぶ家庭が増えているのも事実です。
屋久島での子育てに向いている人
屋久島での子育ては、すべての人に合うわけではありません。便利さや選択肢の多さを優先する方にとっては、不満を感じる場面があるでしょう。一方で、「自然の中で子どもにのびのび育ってほしい」「小さなコミュニティで顔の見える子育てがしたい」「都会の競争的な教育環境から離れたい」という思いがある方にとっては、屋久島は理想的な場所になり得ます。
移住を検討する際は、まず屋久島町の暮らし体験住宅を利用して、短期間のお試し生活をしてみることをお勧めします。観光で訪れるのと実際に暮らすのとでは、島の見え方がまったく違います。
世界遺産の島での保育を体験してみませんか
あゆみの森こども園は、屋久島の自然をまるごと保育に活かす園です。園見学は随時受け付けています。
お問い合わせはLINE公式アカウントからお気軽にどうぞ。
屋久島町の移住支援制度については屋久島町公式サイトもご参照ください。



