屋久島で子育て移住|都会と比べて「足りないもの」を正直にお伝えします

屋久島の子育て、都会と比べて「足りないもの」

屋久島での子育ての魅力を語る記事はたくさんあります。自然が豊か、子どもがのびのび育つ、地域の人が温かい。どれも本当のことです。でも、移住を真剣に考えている方には、足りないものについても正直にお伝えしたいと思います。良いところだけを見て移住すると、後悔につながることがあるからです。

木々の緑が美しい屋久島の照葉樹林の風景

医療の選択肢が限られる

屋久島には総合病院が1つと、各集落に診療所があります。尾之間集落にも尾之間診療所がありますが、専門的な治療や精密検査が必要な場合は鹿児島本土の病院まで行かなければなりません。フェリーで片道4時間、高速船で1時間45分。飛行機なら35分ですが、毎日運航ではありません。

子どもが急に高熱を出した夜、救急対応がどうなるか。持病のある子どもの定期通院をどうするか。こうした医療面の不安は、移住前にしっかり調べておく必要があります。

習い事や塾の選択肢がほぼない

都会であれば、ピアノ、水泳、英語、プログラミング、学習塾と、子どもの習い事の選択肢はほぼ無限です。屋久島にはこうした選択肢がごくわずかしかありません。「習い事で子どもの可能性を広げたい」と考える方にとって、これは大きなデメリットです。

ただ、島の子どもたちは習い事がない代わりに、放課後は海や川で遊び、友だちの家を行き来し、地域の行事に参加しています。習い事では得られない経験をしているとも言えます。何を優先するかは各家庭の価値観次第です。

買い物と物流の不便さ

尾之間集落にはAコープがあり、日用品や食料品の買い物はできます。パン屋ペイタもあります。ただ、品揃えは都会のスーパーとは比較になりません。子ども服や靴を買おうと思ったら、ネット通販か本土に行くことになります。送料も離島料金がかかることが多い。

台風の時期はフェリーが欠航することがあり、食料品の棚が空になることもあります。ある程度の備蓄が当たり前の暮らしです。この不便さを「工夫でカバーできる」と思えるか、「やっぱりつらい」と感じるかは、実際に暮らしてみないとわかりません。だからこそ、暮らし体験住宅で試してみることをお勧めしています。

あゆみの森こども園近くのスーパーマーケットAコープ尾之間店

それでも屋久島を選ぶ理由

足りないものを並べましたが、それでも屋久島に移住して子育てをしている家族がいます。窓からモッチョム岳が見える保育室で過ごす子どもたち。園庭のアコウの大木に登って遊ぶ姿。立春の日に寒緋桜が咲き始め、季節の移ろいを肌で感じられる日常。こうした環境は、どれだけお金を出しても都会では手に入りません。

移住の判断は、何があるかではなく、何がなくても大丈夫かで考えるほうが現実的です。「これがないと困る」のリストを家族で作ってみてください。そのリストの中に屋久島で解決できないものがあれば、移住は慎重に考えたほうがいい。逆に、「なくてもなんとかなる」と思えるなら、屋久島は素晴らしい子育ての場所になります。

支援制度を活用して準備する

屋久島町には移住支援金(東京圏からの移住で世帯100万円、子ども1人につき100万円加算)、家賃補助、月1万円の暮らし体験住宅など、子育て世帯向けの支援制度があります。詳細は屋久島町観光まちづくり課(TEL:0997-43-5900)までお問い合わせください。


保育園のご相談

あゆみの森こども園は屋久島・尾之間にある園児28名の幼保連携型認定こども園です。移住を検討中の方の園見学も歓迎しています。

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