【外遊びを嫌がる子ども】原因と対処法|自然保育のプロが教えるアプローチ

「外に出たくない」と言う子どもへの対応

「うちの子、外遊びを嫌がるんです」という相談を受けることがあります。

この記事では、外遊びを嫌がる子どもの原因と対処法について、自然保育の現場からお伝えします。

カラフルな帽子をかぶって地面で自然遊びをする園児たち

外遊びを嫌がる原因

1. 外遊びの経験が少ない

そもそも外で遊ぶ機会が少ないと、外遊びの楽しさを知らないまま育ちます。何をしていいかわからず、不安を感じることもあります。

2. 虫や汚れが苦手

虫が怖い、泥で汚れるのが嫌、という子どももいます。これは経験不足からくることが多いです。

3. 暑さ・寒さが苦手

快適な室内に慣れていると、暑い日や寒い日に外に出ることを嫌がります。

4. 室内遊びのほうが楽しい

ゲームやおもちゃなど、室内での遊びに夢中になっていると、わざわざ外に出る必要を感じないことも。

外遊び嫌いを克服するアプローチ

無理強いしない

「外で遊びなさい」と強制すると、かえって嫌いになってしまいます。子どものペースを尊重しましょう。

まずは一緒に外に出る

親子で一緒に外に出ることから始めます。散歩でも庭いじりでも、大人と一緒なら安心して外に出られます。

小さな発見を共有する

「見て、ダンゴムシがいるよ」「この花、きれいだね」など、小さな発見を一緒に楽しみましょう。

好きなことから始める

水遊びが好きなら水遊びから、虫が好きなら虫探しから。子どもの興味を入り口にします。

石や泥を使った感触遊びに夢中になるあゆみの森こども園の子どもたち

園での変化

自然保育を行う園に通い始めると、外遊び嫌いが克服されることが多いです。

友だちと一緒に遊ぶ中で、自然と外が好きになっていきます。「みんながやっているから自分もやってみよう」という気持ちが芽生えるのです。

「入園前は砂も触れなかった息子が、今では誰よりも泥遊びが大好きになりました」(保護者の声)


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