2026年版|レッジョ・エミリアの保育で育つ子どもの4つの力
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レッジョ・エミリアの保育で子どもはどう変わるか
レッジョ・エミリア教育の考え方はわかったけれど、「実際に子どもにどんな変化があるの?」という疑問を持つ保護者は多いと思います。学力テストの点数が上がるとか、何か特別なスキルが身につくとか、そういうわかりやすい成果ではないのが、レッジョの難しいところであり、面白いところでもあります。
この記事では、レッジョ・エミリアのアプローチで育った子どもにどんな力が育まれるのか、日々の保育の中で見える変化について具体的にお伝えします。

「なぜ?」を追いかける力が育つ
レッジョ・エミリアの保育では、子どもの「なぜ?」「どうして?」を大切にします。大人がすぐに答えを教えるのではなく、「どう思う?」「調べてみようか」と問いかける。すると、子どもは自分で考え、自分で答えを探す習慣がつきます。
最初は「わからない」と言っていた子が、だんだん「こうじゃないかな」と仮説を立てるようになる。「やってみよう」と実験するようになる。この変化は、まさに「学ぶ力」そのものです。小学校に入ってからも、先生に言われたことをこなすだけでなく、自分で疑問を持ち、調べ、考える姿勢につながります。
自分の考えを表現できるようになる
100の言葉
レッジョ・エミリア教育の創始者であるローリス・マラグッツィは「子どもには100の言葉がある」と語りました。言葉だけでなく、絵、造形、音楽、身体表現など、子どもはさまざまな方法で自分の考えや感情を表現します。レッジョの保育では、この多様な表現を尊重し、伸ばしていきます。
たとえば、森で見つけた大きなキノコに感動した子が、言葉でうまく伝えられなくても、絵に描いたり、粘土で形を作ったりすることで「すごかった!」という気持ちを表現できます。表現の方法が増えると、コミュニケーションの幅が広がります。
対話する力
プロジェクト活動の中で、子どもたちは自然と対話をします。「ぼくはこう思う」「わたしは違うと思う」「じゃあ、こうしてみよう」。自分の意見を言い、相手の意見を聞き、折り合いをつける。この経験を幼児期から積み重ねることで、対話する力が育ちます。

失敗を恐れなくなる
レッジョ・エミリアの保育では、子どもの試行錯誤を大切にします。何かを作って壊れても、実験がうまくいかなくても、それは「失敗」ではなく「発見」です。「うまくいかなかった。じゃあ次はどうする?」という考え方が自然に身につきます。
完成品の出来栄えよりも、そこに至るプロセスを評価する環境では、子どもは安心して挑戦できます。「間違えたらどうしよう」という不安が少ない分、新しいことに積極的に取り組む姿勢が育ちます。これは大人になってからも大きな財産になる力です。
目に見えにくいけれど確かな力
レッジョ・エミリアの保育で育まれる力は、テストの点数や通知表の評価には表れにくいかもしれません。でも、「自分で考える力」「表現する力」「対話する力」「挑戦する力」は、変化の激しいこれからの時代に必要とされる力です。
あゆみの森こども園では、屋久島の森を教室にして、子どもたちの探究心を育てています。森で見つけた不思議、触れた感触、聞いた音。五感を通じた体験がプロジェクトの出発点になり、子どもたちの中に「もっと知りたい」という気持ちが芽生えます。目に見える成果を急がず、子どもの内側で育っていく力を信じて待つ。それがレッジョの保育です。
レッジョ・エミリアの保育を体験してみませんか
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