【2026年】保育園でジャガイモ栽培|種イモから収穫まで、子どもが学ぶ食育のこと
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ジャガイモの種イモを手にした日のこと
「これがジャガイモになるの?ちっちゃいね」——種イモを手のひらに乗せて、子どもたちがじっと見つめていました。あゆみの森こども園では、今年度から畑でジャガイモを育てる活動を始めています。土に触れて、植物の成長を見守って、最後に自分たちで収穫する。言葉で説明するより、やってみるのが一番早いと思って始めた取り組みです。
園庭の片隅に小さな畑をつくり、子どもたちと一緒に種イモを植えました。穴を掘って、種イモを入れて、そっと土をかぶせる。それだけの作業なのに、子どもたちはものすごく真剣な表情でやっていたのが印象的でした。「ちゃんと寝かせてあげないと」と、まるで赤ちゃんを寝かしつけるように丁寧に土をかける子もいて、思わず笑ってしまいました。

芽が出た日の歓声
種イモを植えてからしばらくは、毎朝畑を覗きに行く子どもたちの姿がありました。「まだ出てないね」「明日かなぁ」と言いながら、何日も待ち続けて。そしてある朝、小さな芽が土から顔を出しているのを見つけたときの歓声は、今でもよく覚えています。
「出た!出た!」と走り回って、まだ来ていない友だちにも教えに行く。自分が植えたものが芽を出すという、ただそれだけのことが子どもにとってはこんなに大きな出来事なんだと改めて気づかされました。その日は一日中、畑の話で持ちきりだったのを覚えています。
水やりという「日課」が生まれる
芽が出てからは、水やりが子どもたちの日課になりました。誰が今日やるかを話し合ったり、「お水あげすぎると溺れちゃうよ」と独自の理論を展開したり。植物の世話を通じて、責任感のようなものが少しずつ芽生えているのを感じます。雨の日は「今日はお空がお水あげてくれたから大丈夫だね」なんて言い出す子もいて、天気と植物の関係にも自然と気づいていくようです。
2歳から5歳までの異年齢で畑の活動をしているので、年長の子が年下の子にじょうろの使い方を教えてあげる場面も日常的にあります。「ゆっくりだよ、ゆっくり」と声をかけながら一緒にやる姿を見ると、こういう小さなやりとりの積み重ねが子ども同士の関係をつくっていくんだなと実感します。

3月のジャガイモ掘りに向けて
現在、畑のジャガイモは順調に育っています。3月にはいよいよ収穫の予定です。子どもたちは「カレーにしたい」「ポテトサラダがいい」と、すでに食べることを楽しみにしています。
収穫したジャガイモは給食で使う予定です。あゆみの森こども園の給食は自園調理で、地元の豆腐や食パンなど屋久島の食材も取り入れています。自分たちで植えて、水をやって、育てたジャガイモが給食になる。その一連の流れを体験することで、食べ物が食卓に届くまでの過程を自然と理解できるようになります。これが畑を使った食育のいちばんの良さだと思っています。
屋久島の気候がジャガイモ栽培に合っている
実は屋久島の温暖な気候は、冬場のジャガイモ栽培にとても向いています。本州では春植えが一般的ですが、屋久島では秋から冬にかけて植えて、春先に収穫することができます。園の活動としても、年度の後半に植えて年度末に収穫するというサイクルがちょうどいい。卒園前の年長さんにとっては、園生活最後のとっておきの思い出にもなりますね。
園の活動に興味のある方へ
あゆみの森こども園では、ジャガイモ栽培のほかにも味噌づくりや藍染めなど、子どもたちが「自分の手でつくる」体験を大切にしています。日々の保育の様子を見てみたいという方は、見学も受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
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