2026年版|保育と音楽の関係|打楽器が子どもの発達に与える影響とは

音楽と保育の関係を考える

保育園での音楽活動というと、何を思い浮かべますか。ピアノに合わせてみんなで歌う朝の会、お遊戯会のダンス、手遊び歌。どれも保育園ではおなじみの光景です。でも、音楽が子どもの発達にどう影響するのか、深く考えたことはあまりないかもしれません。

この記事では、保育における音楽の役割と、ジェンベのような打楽器を使った音楽活動が子どもに与える影響についてお伝えします。音楽教育の専門的な話ではなく、保育の現場で実際に感じている変化を中心に書いてみます。

オレンジ色の服の子どもたちがジェンベで合奏するこども園の音楽活動

音楽が子どもの脳に与える影響

音楽が脳の発達に良い影響を与えることは、さまざまな研究で示されています。リズムに合わせて手を叩くという単純な動作でも、聴覚(音を聞く)、運動(手を動かす)、認知(タイミングを合わせる)という複数の脳の領域が同時に活性化します。

特に幼児期は脳の発達が著しい時期です。この時期に多様な音楽体験をすることで、神経回路のネットワークが豊かになるといわれています。ただし、これは「早期教育として音楽を詰め込む」ということではありません。大切なのは、子どもが楽しんで音楽に触れることです。義務感で楽器を練習させるのは逆効果になりかねません。

打楽器が持つ特別な力

言葉の発達との関連

リズムと言葉には深い関係があります。言葉にはリズムがあり、リズム感が良い子は言葉の習得も早い傾向があるという研究があります。太鼓のリズムパターンを繰り返し叩く体験は、言葉のリズム感を養うことにもつながります。

あゆみの森こども園でジェンベの活動を始めてから、子どもたちの言葉のリズムが良くなったと感じることがあります。歌を歌うときのテンポ感が安定したり、お話しするときの間の取り方が自然になったり。科学的な検証はしていませんが、現場の実感として手応えがあります。

感情の表現と発散

打楽器は感情を表現しやすい楽器です。嬉しいときは力強く、悲しいときは静かに、怒っているときは激しく。子どもは言葉で感情を表現することがまだ難しい年齢ですが、太鼓を叩くことで気持ちを外に出すことができます。

イライラしている子がジェンベを思いきり叩いた後、スッキリした顔になることがあります。それは「発散」の効果です。太鼓を叩くという行為は、体を動かすストレス解消と、音を出す爽快感が同時に得られます。子どもの心の安定にも、打楽器は一役買っています。

集中してジェンベを叩く屋久島あゆみの森こども園の子ども

ジェンベとピアノの違い

保育園にはたいていピアノがあります。ピアノは素晴らしい楽器ですが、保育での使われ方は「先生が弾いて子どもが聴く・歌う」という一方向になりがちです。ジェンベは違います。子ども全員が演奏者になれる。受け身ではなく、主体的に音楽に参加できるのです。

もちろん、ピアノにはピアノの良さがあります。メロディーの美しさ、和音の豊かさはピアノならではです。大切なのは、どちらが優れているかではなく、多様な楽器に触れる機会を作ること。ピアノとジェンベ、それぞれの良さを活かした音楽体験が、子どもたちの感性を豊かにしてくれます。

家庭でもできるリズム遊び

ジェンベがなくても、家庭でリズム遊びはできます。鍋を叩く、空き箱でドラムを作る、ペットボトルにお米を入れてマラカスにする。身の回りのものが楽器になります。親子で一緒にリズムを刻む時間は、コミュニケーションの時間でもあります。上手に叩くことを目指すのではなく、音を出す楽しさを一緒に味わってみてください。


音楽を大切にする保育に興味がある方へ

あゆみの森こども園では、ジェンベを中心とした音楽活動を定期的に行っています。園見学も随時受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

ご連絡はLINE公式アカウントからどうぞ。

ジェンベ活動の様子はInstagramでもご覧いただけます。

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