【2026年】保育士が子育てと仕事を両立するリアル|感じる葛藤と乗り越え方

「保育士なのに自分の子育てが一番難しい」

保育士として長年働いている方から、よく聞く言葉があります。「保育のプロのはずなのに、自分の子どもにはうまくできない」。これは多くの保育士ママ・パパが感じることで、決して珍しいことではありません。仕事では感情をコントロールしながら子どもたちと向き合えるのに、わが子の前では余裕がなくなってしまう——その理由はシンプルで、愛着が強いほど感情が揺さぶられやすいからです。「プロなのに」と自分を責める必要はありません。

カエルを手のひらに乗せて優しく観察する子どもの手のクローズアップ

両立を難しくする主な要因

勤務時間と保育施設の時間のズレ

保育士の勤務時間は、一般的な保育施設の開園時間と重なっています。つまり自分が働いている時間帯に、子どもを預ける先が少なくなりやすいという構造的な問題があります。早番・遅番があると、子どもの送り迎えのタイミングが合わないことも多いです。このズレをどう解消するかが、保育士が子育てをする上での最初のハードルになります。

仕事での感情労働の疲れが家庭に出やすい

保育士は一日中、子どもの感情と向き合う感情労働です。職場でエネルギーを使い切った状態で帰宅すると、わが子に対して余裕を持って接することが難しくなります。「仕事では笑顔でいられるのに家では怒ってばかり」というパターンに陥りやすいのはこのためです。

休暇が取りにくい職場での疲弊

子どもが発熱したとき、保育士の場合は「職場を抜けられない」という葛藤が生まれやすいです。クラス担任を持っていると特に、子どもの体調不良で突然休むことへの罪悪感を感じる方も多いです。

絵本棚の前で熱田園長の話を聞くあゆみの森こども園の子どもたち

両立しやすくなる3つの工夫

1. 「完璧な親」をやめる

保育士だからといって、完璧な親でいる必要はありません。子どもに怒ってしまった後に「ごめんね」と言える親の姿は、子どもにとって大切な学びになります。完璧を目指すことをやめるだけで、気持ちの余裕が生まれます。

2. 職場選びを慎重にする

両立しやすい職場の特徴として、子どもの急な体調不良に柔軟に対応してもらえる、残業が少ない、スタッフ同士の助け合いができる文化があるなどが挙げられます。転職を考えるなら、これらの点を面接や見学で確認しておきましょう。

3. 「仕事の自分」と「親の自分」を切り替える

帰宅前に少しだけ一人の時間を作ることで、職場の気持ちを持ち帰りにくくなります。通勤時間が切り替えのきっかけになることもあります。

屋久島という環境が両立を後押しする

屋久島のような島での保育士生活は、仕事と子育ての両立において、都市部とは異なる助けがあります。通勤時間が短く、帰宅後に子どもと過ごせる時間が長くなりやすいのがそのひとつです。渋滞もなく、帰宅後のエネルギーが残りやすいという声もスタッフから聞かれます。また、地域のつながりが強い島では、近所の方や保護者同士が子どもを一緒に見守ってくれる文化があります。子どもが急に熱を出したとき、「近所のあの人に頼める」という選択肢があることは、島暮らしの大きな強みです。尾之間温泉(大人300円)が徒歩圏内にあり、仕事後に立ち寄って疲れをリセットできるのも、島暮らしならではの恩恵です。

あゆみの森こども園での働き方

あゆみの森こども園では、定員28名という小規模な環境のおかげでスタッフ間の助け合いがしやすい雰囲気があります。「今日は子どもの体調が悪くて早めに上がりたい」と言いやすい職場づくりを大切にしています。子育て中のスタッフも安心して働き続けられる環境を目指しています。

子育てと保育を同時にやっているからこそ見えてくるものがある。それが保育士ママ・パパの強みだと思っています。


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