保育士が田舎移住を決める前に知っておきたいこと|屋久島スタッフの本音

「田舎の保育士生活」に憧れる前に

SNSや移住体験記を見ていると、「自然の中での保育」「ゆったりした島暮らし」という言葉が目に入ります。もちろんそういった魅力は本物ですが、実際に移住してみると「思っていたのと少し違う」と感じる部分もあります。この記事では、屋久島であゆみの森こども園のスタッフとして働く立場から、移住前に知っておいてほしいことを正直にお伝えします。

屋久島の山々を背景にした種子屋久農協の建物外観

良い意味で「想定外」だったこと

地域のつながりが思った以上に温かい

移住前は「田舎は排他的なのでは」と不安に思う方もいます。でも実際には、移住者を歓迎してくれる雰囲気が屋久島にはあります。こども園の保護者の方や近所の方が、移住したてのスタッフに声をかけてくれることも珍しくありません。

保育の質が高く、やりがいが大きい

「田舎の保育園だから設備が古い」というイメージを持つ方もいますが、あゆみの森こども園は地杉を使った園舎で、ジェンベや藍染めなど独自の保育活動が充実しています。保育の内容が豊かで、スタッフとして刺激を受けることが多いです。

屋久島の自然に囲まれたあゆみの森こども園の園舎外観

移住前に知っておきたい「現実」

車は必須

屋久島では公共交通機関が限られており、車なしでの生活はかなり不便です。移住を決める前に、免許の有無と車の準備について考えておく必要があります。

買い物は計画的に

日用品や食料はAコープ(宮之浦・安房・尾之間の3店舗)で揃いますが、都市部のような24時間営業のコンビニや大型ショッピングモールはありません。ネット通販を活用する人が多く、配送に時間がかかることもあります。

天気の変化が激しい

屋久島は「一月に35日雨が降る」と言われるほど雨が多い島です。雨の日も屋外活動や保育は続きますし、台風の時期には島全体が影響を受けます。天候の変化への柔軟な対応力が求められます。

移住を決める前にやっておくこと

田舎移住を決める前に、できれば一度現地を訪問してみることをおすすめします。屋久島町では暮らし体験住宅(月1万円で3ヶ月〜1年利用可能)の制度もありますので、詳細は屋久島町役場にお問い合わせください。園の見学も事前に行うことができます。「働いてみたい」「島の保育の雰囲気を知りたい」という段階でも、気軽にご連絡ください。移住前に顔を知っている状態で入職できると、最初の不安がぐっと減ります。

それでも「来て良かった」と思える理由

不便な点や慣れない点があっても、「屋久島で保育士として働いて良かった」と感じているスタッフが多いのは、子どもたちと過ごす時間の豊かさがあるからだと思います。森の活動でどろどろになりながら笑う子どもたちの顔、ジェンベのリズムに合わせて体を動かす瞬間——そういった日常が、保育士としての充実感を支えています。

尾之間温泉(大人300円)が徒歩圏内にあるのも、島暮らしの小さな特権のひとつです。仕事終わりに立ち寄れる温泉があると、一日の疲れの抜け方が違います。移住を検討している方は、まずLINEや見学を通じて島の空気感を感じてみてください。思い切って来てみて「来て良かった」と感じる方が多いです。島での生活を一度体験すると、都市部に戻ることを考えなくなる方もいると、スタッフたちは口を揃えて言います。

「不便を楽しめる人」と「自然の中で子どもと向き合いたい人」には、間違いなく合う場所だと思います。


移住前のご相談はLINEでどうぞ

「屋久島での暮らしってどんな感じ?」という疑問から、採用に関するご質問まで、LINE公式アカウントからお気軽にお声がけください。

島での保育の日常はInstagram(@ayuminomori_yakushima)でも発信しています。

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