【2026年】異年齢保育のメリット・デメリット|園長が正直にお伝えします

「異年齢保育って、うちの子には合わないかも」

入園を検討している保護者の方から、異年齢保育について聞かれることがあります。「年齢が違う子と一緒に過ごして、うちの子がついていけるか心配」「年上の子にいじめられないか」「年齢に合った活動ができるの?」。どれも当然の疑問です。

あゆみの森こども園では、2歳児から5歳児を対象に異年齢保育を実施しています。1歳児は別クラスで過ごし、発達段階に応じた保育を行っています。この記事では、園長として異年齢保育のメリットとデメリットを率直にお伝えします。

異年齢保育のメリット

年下の子が「見て学ぶ」機会

2歳や3歳の子にとって、4歳・5歳の子がやっていることは憧れの対象です。靴を一人で履く姿、お片づけを手際よくこなす姿、友だちとルールを決めて遊ぶ姿。「自分もやってみたい」という気持ちが自然に湧いてきます。大人が「こうしなさい」と教えるよりも、年上の子を見て自分から動き出す力のほうがずっと強い。

先日、外部講師によるパーフェクトコントロール(運動の教室)の日がありました。2歳児から5歳児までがグラウンドに出て、走る・跳ぶ・弾むといった運動を楽しみます。5歳児が颯爽と走る姿を見て、2歳児が同じように走ろうとする。もちろんスピードは違います。でもその「真似したい」という気持ちが、体を動かす意欲の源になっています。「もっとやりたい!」の声が止まらなかったのは、年上の子の存在が刺激になっていたからだと感じました。

屋久島の緑豊かな園庭を元気いっぱい走り回るこども園の園児たち

年上の子が「教える」ことで伸びる

メリットは年下の子だけにあるわけではありません。年上の子が年下の子に関わることで育つ力があります。靴の脱ぎ方を教える、おもちゃの使い方を見せる、泣いている子に「どうしたの?」と声をかける。こうした場面が日常的に生まれます。

教えるためには、自分がわかっていなければなりません。「なんで靴はこっちから脱ぐの?」と聞かれて、改めて考える。この過程が、理解を深める機会になっています。

小さな社会が園の中にある

実際の社会は同い年の人だけで構成されていません。異年齢保育の中で、年上を敬う感覚、年下を気遣う感覚、自分と違う段階にいる人と折り合いをつける力が自然と身についていきます。

異年齢保育のデメリット

メリットだけをお伝えするのはフェアではないので、課題や注意点も正直に書きます。

年齢に合った活動が不足するリスク

異年齢で過ごす時間が長すぎると、年齢別に必要な活動が手薄になる可能性があります。5歳児には5歳児なりの知的な刺激が、2歳児には2歳児に合った身体的な配慮が必要です。当園では異年齢保育と年齢別活動を組み合わせています。すべての時間を異年齢で過ごすわけではありません。

年上の子に負担がかかる場面

「お兄さんなんだから」「お姉さんでしょ」という声かけが多くなると、年上の子にプレッシャーを与えてしまいます。当園ではそうした声かけを意識的に控えています。年上だから我慢すべき、ということはありません。年上の子も年下の子も、それぞれのペースで過ごせることを大切にしています。

黄色いパラバルーンを空に向かって持ち上げるあゆみの森こども園の子どもたち

保育士の力量が問われる

異年齢保育は、同年齢クラスよりも保育士に高い観察力と判断力が求められます。年齢が異なる子どもたちが同時に過ごす中で、それぞれの発達段階に合った声かけや環境設定を行う必要があるからです。当園では保育士5名、保育補助4名の体制で28名の園児をお預かりしており、スタッフ同士が連携しながら対応しています。

異年齢保育を選ぶかどうか

異年齢保育にはメリットもデメリットもあります。大切なのは、園がそのデメリットにどう対処しているかを確認すること。見学の際には、異年齢の場面で子どもたちがどんな表情をしているか、年下の子が萎縮していないか、年上の子が自由に遊べているかを見てみてください。それが一番の判断材料になるはずです。


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