保育士を辞めたいと毎日思っていた私が、転職して気づいたこと
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日曜の夜が怖かった
5年前の私は、日曜の夜になると決まって胃が痛くなりました。月曜日が来るのが怖い。また1週間が始まる。また、あの人の顔を見なければならない。また、終わらない仕事と戦わなければならない。ベッドの中で、天井を見つめながら、「明日、体調不良で休もうか」と考える。そんな日曜の夜を、何十回も過ごしました。
保育士になったのは、子どもが好きだったから。子どもの成長に関わりたいと思ったから。それなのに、いつの間にか「辞めたい」が口癖になっていました。毎朝、鏡の前で「今日も頑張ろう」と自分に言い聞かせる。でも、その言葉がどんどん空虚になっていく感覚がありました。
これは、そんな私が環境を変えて気づいたことの話です。同じように苦しんでいる方の、何かのヒントになれば嬉しいです。

私を追い詰めていたもの
「普通」という圧力
私が働いていた園では、残業が「普通」でした。土曜出勤が「普通」でした。先輩の言うことに従うのが「普通」でした。最初は「こういうものなのかな」と思っていました。でも、3年目あたりから、その「普通」がどんどん重くなっていきました。
「みんなやっているのに、なぜ自分だけ辛いのか」と自分を責めました。でも今思えば、その「普通」自体がおかしかったのです。異常な状態を「普通」と信じ込まされていたのです。
声を上げられない空気
園には暗黙のルールがたくさんありました。新人は最後まで残る。ベテランの先生には意見しない。不満があっても笑顔でいる。その空気の中で、私は少しずつ自分を殺していきました。「こうしたい」「これはおかしい」と思っても、口に出せない。出したら、どうなるか分からない恐怖がありました。
評価されない努力
新しい活動を考えても「余計なことしないで」。効率化を提案しても「今までのやり方でいい」。何をしても認められない。それなのに、ミスをすれば厳しく指摘される。「私は何のためにここにいるんだろう」そう思う日が増えていきました。やりがいを見失った日々は、本当に辛かったです。

退職を決めた日
きっかけは、些細なことでした。ある日、子どもが「先生、笑ってないね」と言ったのです。私はその時、笑っているつもりでした。でも、子どもには分かったのです。私の笑顔が、本物じゃないことが。
その夜、久しぶりに泣きました。「私、何やってるんだろう」と。子どもの前で笑えなくなった自分。それが、私にとっての限界のサインでした。5年間頑張ってきたけど、これ以上は無理だと悟りました。
環境を変えて気づいたこと
退職後、少し休んでから、今の園に転職しました。正直、最初は不安でいっぱいでした。「また同じことになるんじゃないか」と。
でも、違いました。まず、残業がほとんどない。「早く帰ってね」と言われることに、最初は戸惑いました。先輩に質問すると、「いい質問だね」と返ってくる。意見を言うと、「なるほど、やってみようか」と受け止めてもらえる。信じられない気持ちでした。
「こういう職場もあるんだ」それが、転職して最初に思ったことでした。私が前の園で感じていた「普通」は、普通じゃなかったのです。
伝えたいこと
もし今、「辞めたい」と思いながら働いているなら、伝えたいことがあります。その辛さは、あなたのせいじゃないかもしれない。環境が合っていないだけかもしれない。世の中には、いろんな園があります。あなたに合う場所が、きっとあります。
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