保育士を辞めたいと思ったとき|気持ちの整理と環境を変える選択肢
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辞めたいと思ったことがない保育士はいない
保育士をしていて「辞めたい」と思ったことが一度もない人は、おそらくいません。月曜の朝に布団から出たくない、行事前の準備が終わらない、保護者からの厳しい言葉に落ち込む。そんな日々の中で「もう辞めようかな」と思うのは、弱さではなく正直な気持ちです。
この記事では、「辞めたい」と思ったときにどう考え、どう行動すればいいかについて、保育の現場から率直にお伝えします。

「辞めたい」の中身を整理する
今の園を辞めたいのか、保育士を辞めたいのか
まず整理してほしいのは、「この園を辞めたい」のか「保育士という仕事自体を辞めたい」のかです。この2つは、同じ「辞めたい」でもまったく違います。
「この園の人間関係がしんどい」「園長の方針に共感できない」「業務量が多すぎる」。これらは園の問題です。環境を変えれば解決する可能性があります。一方、「子どもと関わることに喜びを感じなくなった」「保育という仕事に意味を見出せない」。これは、少し立ち止まって自分と向き合う必要があるサインです。
疲れているだけかもしれない
行事の前後や年度末など、業務が集中する時期に「辞めたい」と感じることが多いなら、それは疲労のサインかもしれません。人間は疲れると判断力が鈍り、ネガティブな方向に考えが偏ります。まずは休息を取ること。有給休暇を使って数日休む、それだけで気持ちが変わることがあります。
「有給を取りたいと言いづらい」。そう感じる環境自体が問題ですが、それでも自分の体と心を守ることが最優先です。

環境を変えるという選択肢
転職は逃げではない
「石の上にも三年」という言葉がありますが、心身を壊してまで同じ場所にいる必要はありません。合わない環境で頑張り続けることは美徳ではなく、リスクです。転職は逃げではなく、自分の人生を自分で選び直す行為です。
保育士の資格は、全国どこでも通用します。都会の大規模園から地方の小規模園まで、選択肢は想像以上に広いです。今の園が合わなかったとしても、保育士としての自分の価値が下がるわけではありません。
同じ失敗を繰り返さないために
転職するなら、「なぜ今の園が合わなかったのか」を言語化しておくことが大切です。人間関係なのか、業務量なのか、給与なのか、保育方針なのか。自分にとっての優先順位を明確にしておくと、次の園選びで同じ失敗をしにくくなります。
求人票の情報だけで判断せず、園見学に行くことをおすすめします。実際の保育の様子、スタッフの表情、園の雰囲気。現場を見れば、自分に合うかどうかの直感が働きます。
離島という選択肢もある
都市部の園で消耗している保育士の中には、離島への転職で新しいスタートを切る人がいます。屋久島にあるあゆみの森こども園では、園児28名に対して保育士5名と保育補助4名。一人ひとりの子どもとじっくり向き合える環境があります。
通勤は車で数分、持ち帰り仕事なし。発表会はありませんが、2月の子どもプロジェクトなど子どもの成長を見せる機会はあります。自然に囲まれた環境で、子どもと一緒に森を歩き、ジェンベを叩き、土に触れる。「こんな保育がしたかった」と感じる保育士もいます。
まずは話を聞いてみませんか
あゆみの森こども園では保育士を募集しています。職員寮あり、就職準備金制度あり。いきなり応募する必要はありません。「ちょっと話を聞いてみたい」くらいの気持ちで大丈夫です。
LINE公式アカウントからお気軽にメッセージをください。日々の保育の様子はInstagramでも配信中です。
自分を責めないでほしい
「辞めたい」と思う自分を責める必要はありません。保育士は、他人の子どもの命を預かりながら、感情労働と肉体労働を同時にこなす仕事です。しんどいと感じるのは当たり前です。大切なのは、しんどいと感じている自分に気づいて、次にどうするかを考えること。我慢し続けることが正解ではありません。
今の環境が合わないなら、環境を変えてもいい。保育の仕事自体が合わないなら、別の道を探してもいい。どちらを選んでも、それはあなたの人生を大切にする選択です。でも、もし「保育の仕事は好きだけど、今の環境がつらい」のなら、諦める前に一度、違う環境を覗いてみてほしいのです。



