保育士の持ち帰り仕事はなぜなくならない?原因と園選びで確認すべきこと
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「持ち帰り仕事」の正体
保育園から帰宅して、夕食を済ませて、子どもを寝かしつけて。やっと自分の時間だと思ったのに、カバンの中には明日の製作準備の材料が入っている。指導計画の下書きがまだ終わっていない。リビングのテーブルで作業を始めると、もう23時を過ぎている。
保育士の「持ち帰り仕事」は、残業としてカウントされません。タイムカード上は定時退勤。でも実質的には、毎日数時間の無報酬労働をしている。これが多くの保育士が抱えている現実です。

なぜ持ち帰り仕事はなくならないのか
勤務時間内に書類を書く時間がない
保育中は子どもから目を離せません。昼寝の時間は書類を書ける貴重な時間帯ですが、昼寝しない子の対応や翌日の準備に使われることも多いです。子どもが帰った後も、掃除や翌日の環境整備、会議がある。結局、書類を書く時間はどこにもないまま定時を迎えます。
「みんなやっているから」の空気
持ち帰り仕事が当たり前になっている園では、「やらない」という選択肢がありません。先輩が持ち帰っているのに自分だけ帰れない。園長が「持ち帰りで対応して」と暗に指示する。こうした空気の中で「おかしい」と声を上げることは、相当な勇気が必要です。
完成度を求めすぎる文化
壁面装飾も指導計画も、凝り始めるときりがありません。「もっと良いものにしたい」という保育士の真面目さが、結果として持ち帰り仕事を増やしている面もあります。完成度を上げることと効率を上げることのバランスは、個人ではなく園全体で考えるべき課題です。

持ち帰り仕事をなくすためにできること
書類のテンプレート化
毎回ゼロから書類を作るのではなく、テンプレートを活用することで記入時間を短縮できます。園全体でフォーマットを統一すれば、書き方に悩む時間も減ります。「何を書くか」に集中できる環境を作ることが大切です。
壁面装飾の見直し
毎月凝った壁面装飾を作る必要が本当にあるのか。子どもの作品を飾るだけでも十分ではないか。壁面装飾に費やす時間を、子どもと向き合う時間に使えたほうが、保育の質は上がるかもしれません。
勤務時間内にノンコンタクトタイムを確保する
ノンコンタクトタイムとは、子どもと接していない時間、つまり書類作成や会議に充てられる時間です。交代制で保育に入り、順番にノンコンタクトタイムを確保する。これには十分な人数の保育士が必要ですが、持ち帰り仕事を減らすための根本的な解決策です。
持ち帰り仕事がなくなると何が変わるか
持ち帰り仕事がない生活を想像してみてください。退勤したら、その日の仕事は終わり。帰宅後は好きなドラマを観たり、友人と食事に行ったり、資格の勉強をしたり。自分の時間が自分のものに戻る。それだけで、翌日の保育に向き合うエネルギーが変わります。プライベートが充実している保育士は、子どもへの関わりにも余裕が出ます。
園選びのときに確認してほしいこと
転職を考えている保育士の方は、面接のときに「持ち帰り仕事はありますか」と聞いてみてください。「ありません」と即答できる園は信頼できます。「少しはある」と正直に答える園も誠実です。逆に曖昧な答えの園は、持ち帰り仕事が常態化している可能性があります。
あゆみの森こども園は園児28名に対して保育士5名と保育補助4名の体制です。発表会は行っておらず、大がかりな行事準備に追われる時期がありません。2月の子どもプロジェクトなど、子どもの成長を見せる機会は日常の保育の延長として実施しています。屋久島の自然の中で、子どもと向き合うことに集中できる環境があります。基本給に処遇改善手当を合わせて月20万円程度、賞与年2回計2ヶ月分。職員寮は家賃5万円、正職員には住宅手当があり家賃は半額です。
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