保育士の給料は安い、でも私がこの仕事を続ける理由
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「給料、いくらもらってるの?」と聞かれて
友人の結婚式で、久しぶりに会った同級生に聞かれました。「保育士って大変そうだけど、給料いいの?」正直に答えると、微妙な空気が流れました。一般企業に勤める友人たちと比べると、私の給料は明らかに低い。ボーナスも少ない。それは、紛れもない事実です。みんな気を遣って話題を変えてくれましたが、なんとなく居心地が悪かったです。
帰りの電車で、考え込んでしまいました。「私、何のためにこの仕事してるんだろう」「もっと稼げる仕事に転職した方がいいのかな」「このまま続けて、将来大丈夫なのかな」「結婚して、子どもができても、やっていけるのかな」。お金のことを考えると、不安になることがあります。友人たちの生活と比べてしまう自分が、少し嫌になりました。
でも、翌日園に行って子どもたちの顔を見たら、その不安が薄れていきました。「せんせい、おはよう!」と駆け寄ってくる子どもたち。その笑顔を見ると、「やっぱりこの仕事が好きだ」と思うのです。お金じゃ買えないものが、ここにはあると。

給料だけでは測れない「報酬」
子どもの成長を間近で見られる
昨日できなかったことが、今日できるようになる。その瞬間に立ち会えることは、何物にも代えがたい喜びです。初めて歩いた日、初めて自分で着替えられた日、初めて友達に「ごめんね」と言えた日、初めて逆上がりができた日。その一つひとつが、私にとっての「報酬」です。
「せんせい、できたよ!」と目を輝かせて報告してくれる時、心からの「すごいね!」が溢れます。その瞬間の喜びは、給料では買えません。子どもの成長に関われることが、保育士という仕事の最大の魅力だと思います。どんなに疲れていても、その瞬間は幸せを感じます。
「ありがとう」の重み
卒園式で、保護者の方から「先生のおかげで、安心して仕事ができました」「先生に出会えて良かった」と言われた時。涙が止まりませんでした。誰かの人生に、少しでも良い影響を与えられた。そう思えることが、この仕事の誇りです。お金では測れない価値が、そこにはありました。
数年後、卒園児が街で「せんせい!」と声をかけてくれることがあります。大きくなった姿を見ると、感慨深いものがあります。「あの時、この子の成長に関われて良かった」と心から思います。その子が元気に成長している姿を見ることが、何よりの喜びです。
毎日が「新鮮」
子どもたちは、毎日違う表情を見せてくれます。予想外のことを言ったり、思いもよらない発想で遊んだり。「せんせい、空って何でできてるの?」「虫さんはどこに帰るの?」純粋な質問に、ハッとさせられることも多いです。ルーティンワークでは味わえない、新鮮な毎日があります。「今日は何が起きるかな」とワクワクしながら出勤できる仕事は、そう多くないと思います。

お金のことも大切にしながら
もちろん、給料が高いに越したことはありません。生活がありますし、将来への備えも必要です。だから、「給料なんて関係ない」とは言いません。処遇改善を求める声は、もっと上げていくべきだと思います。保育士の仕事の価値に見合った給与が支払われるべきだと、心から思っています。
でも、お金だけで仕事を選ぶのであれば、私は保育士を続けていないでしょう。給料以外の「報酬」があるから、続けられる。そして、その「報酬」は、他の仕事では得られないものだと思っています。子どもの成長に関わる喜び、感謝の言葉、毎日の新鮮さ。それらが、私を支えてくれています。
給料は安いかもしれない。でも、私はこの仕事が好きです。子どもたちの笑顔が、成長が、私のやりがいです。そして、その「やりがい」がある限り、私は保育士を続けていきたいと思っています。
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