【2026年】保育園の転園は子どもにどう影響する?不安と適応のリアル

転園は子どもにとって「悪いこと」なのか

引っ越し、保護者の仕事の都合、園への不満。さまざまな理由で保育園の転園を検討することがあります。そのとき、多くの保護者が真っ先に心配するのが「子どもへの影響」ではないでしょうか。せっかく慣れた園を離れて、また一からやり直し。かわいそうなことをしてしまうのではないか。そんな気持ちになるのは当然です。

園長として転園してきた子どもたちを何人も受け入れてきた立場から言うと、転園は子どもにとって必ずしもマイナスではありません。もちろん一時的な負担はあります。でも、子どもの適応力は大人が思っている以上に高いです。

屋久島の緑豊かな園庭を元気いっぱい走り回るこども園の園児たち

転園直後の子どもに見られる変化

最初の1〜2週間がいちばんつらい

転園してきた子が最初に見せるのは、緊張と戸惑いです。慣らし保育のときと似ていますが、転園の場合は「前の園」という比較対象があるぶん、少し複雑です。「前の先生はこうだった」「前の園にはあのおもちゃがあった」。言葉にできる年齢の子はそう訴えることがあります。

言葉にできない1〜2歳児の場合は、泣く時間が増えたり、食欲が落ちたり、夜泣きが復活したりすることもあります。これらは環境の変化に対する自然な反応で、ほとんどの場合は2〜4週間で落ち着きます。

友だち関係は意外と早く築ける

保護者がいちばん心配する「友だちができるだろうか」という点。実は、子どもの友だち関係は大人が想像するほど固定的ではありません。特に2〜4歳くらいの年齢では、隣にいる子と自然に遊び始めることが多いです。当園は2歳から5歳までの異年齢保育を実施しているので、年上の子が新しく来た子に声をかけてくれる場面もよくあります。

先日、園で藍染めの体験をしたとき、シルクのハンカチが空気に触れて緑色から青色に変わっていく瞬間がありました。子どもたちが「あ!あおくなった!」と一斉に歓声を上げたのですが、そのとき途中入園して間もない子も一緒に声を上げていました。「同じものを見て同じ感動を共有する」という体験が、友だちとの距離を一気に縮めるんだなと実感した場面です。

自然物を手に取って観察するあゆみの森こども園の子どもの手元

転園がプラスに働くケース

転園がむしろ子どもにとってプラスに働くケースもあります。前の園で集団になじめなかった子が、少人数の園に移ったことで落ち着いた。大規模園から小規模園に転園して、保育士との距離が近くなったことで安心感が増した。こうした事例は少なくありません。

環境が合わないまま無理に通い続けることのほうが、子どもにとっては負担が大きいこともあります。転園を「かわいそう」とだけ捉えるのではなく、「より良い環境を選んであげること」と前向きに考えることも大切です。

保護者ができるサポート

転園前後で保護者ができることは、まず子どもの気持ちを受け止めることです。「前の園がよかった」と言われても、「もう決まったことでしょ」と否定せず、「そうだよね、寂しいよね」と共感してあげてください。そのうえで「新しい園にも楽しいことがあるよ」と伝える。

それから、生活リズムをできるだけ崩さないこと。転園のタイミングで引っ越しも重なると、生活全体が変わって子どもの不安が増します。せめて就寝時間や朝食の習慣は維持してあげてください。日常のルーティンが残っているだけで、子どもの安心感はだいぶ違います。

前の園の良いところも認めてあげることが大事です。転園の理由が不満だったとしても、子どもの前では否定しない。「前の園も楽しかったね」と両方を肯定する声かけが、子どもの心を安定させます。


転園のご相談について

あゆみの森こども園では、年度途中の転園も受け入れています。園の雰囲気を知りたい方は見学にいらしてください。お子さんの状況をお聞きしながら、慣らし保育の進め方も個別にご相談できます。

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