2026年版|配置基準を超えた保育が子どもと保育士にもたらす変化
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配置基準の数字の向こうにあるもの
保育士の配置基準が「4歳・5歳児は25人に1人」と聞いて、どう感じますか。25人の子どもを1人で見る。教室で25人が一斉に動き回る場面を想像すると、その大変さがわかるのではないでしょうか。
配置基準はあくまで「最低限の人数」です。実際の保育では、配置基準を超えた体制を取っている園とそうでない園で、保育の質も保育士の働きやすさも大きく変わります。この記事では、配置基準を超えた保育が子どもと保育士にどんな変化をもたらすのかを考えます。

基準ギリギリの園で起きること
「見ている」だけで精一杯
配置基準ギリギリの人数で保育をしていると、子どもの安全を確保することだけで手一杯になります。ケガをしないように見守る、危ないことをしていたら止める。それだけでもう余裕がない。子どもが何かを発見したときに一緒に喜んだり、困っている子に寄り添って話を聞いたりする時間が取れません。
保育士が目指すのは「見守る保育」ですが、人数に余裕がないと「監視する保育」になりがちです。子どもを管理するための声かけが増え、「ダメ」「やめて」「早くして」が口癖になってしまう。こうなると保育士自身もつらいのです。
保育士の疲弊
基準ギリギリの環境では、トイレにも行けない時間帯があります。休憩時間が実質ゼロの日もある。誰かが休んだら、残りの保育士にしわ寄せが来る。こうした状況が続くと、保育士の心身は確実に消耗していきます。結果として離職につながり、人手不足がさらに深刻になるという悪循環が生まれます。

手厚い配置がもたらす変化
子どもの「やりたい」を受け止められる
保育士に余裕があると、子どもの「やりたい」という気持ちを受け止めることができます。「虫を捕まえたい」と言った子と一緒に園庭で虫を探す。「もっと絵を描きたい」と言った子に画用紙を渡す。こうした一つひとつの対応が、子どもの主体性を育てます。
あゆみの森こども園では、子どもたちの「やりたい」を大切にした保育を実践しています。園児28名に対して保育士5名と保育補助4名。この体制があるからこそ、子ども一人ひとりの興味関心に丁寧に向き合うことができています。
保育士が笑顔でいられる
保育士に余裕があると、子どもへの声かけが変わります。「ダメ」が「こうしてみたら?」に変わり、「早くして」が「ゆっくりでいいよ」に変わる。保育士が笑顔でいると、子どもも安心して過ごせます。保育士の表情は、保育の質そのものです。
保護者との関係も良くなる
余裕がある環境では、お迎えのときに今日のエピソードをゆっくり伝えることができます。「今日は○○ちゃんがこんなことをしていましたよ」。この一言が、保護者にとっては園への信頼につながります。忙しすぎて「お変わりありませんでした」としか言えない園との差は、保護者も感じ取っています。
園選びで配置を確認するには
園見学のときに「保育士は何人で何人の子どもを見ていますか」と聞いてみてください。配置基準通りなのか、それ以上の体制を取っているのか。この質問への答え方で、園の保育に対する姿勢がわかります。
数字だけでなく、実際に保育室の様子を見ることも大切です。保育士が子どもと目線を合わせて話しているか、ゆったりとした雰囲気があるか。こうした空気感は、人数に余裕があるかどうかで大きく変わります。
また、保育補助やパート職員の人数も確認してみてください。正規の保育士だけでなく、サポートスタッフが充実している園は、急な欠勤があっても体制が崩れにくいです。「誰かが休むと現場がまわらない」という園は、日常的に人手が足りていない可能性があります。
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