卒園式を最高の思い出にするために|園長が伝えたい準備とその後のこと

卒園式で泣かない自信がある保護者へ

「私は泣かないタイプだから大丈夫」。卒園式の前にそう言っていた保護者の方が、当日いちばん泣いていた。保育の現場では毎年見かける光景です。

卒園式は単なるセレモニーではありません。子どもの成長を振り返り、これまでの日々に感謝し、次のステージへ送り出す区切りの時間です。この記事では、卒園式をより良い思い出にするためのヒントをお伝えします。

屋久島の山々を背景にした園庭で遊ぶあゆみの森こども園の子どもたち

卒園式前にやっておきたいこと

写真や動画の整理

卒園式の前に、入園からの写真や動画を見返してみてください。「こんなに小さかったんだ」と改めて気づくことがたくさんあるはずです。お気に入りの写真をプリントしてアルバムにまとめたり、成長の記録をスライドショーにしたりする保護者の方もいます。

園で撮影した写真を配布している場合は、卒園前に追加購入の締め切りがないか確認しておきましょう。あとから「あの写真がほしかった」と後悔することがないように。

先生への感謝を伝える

卒園式当日はバタバタしがちです。先生に伝えたい感謝の気持ちがあるなら、手紙やカードを事前に書いておくのもおすすめです。豪華なものでなくていいのです。「先生のおかげで安心して預けられました」の一言が、保育士にとっては何よりの励みになります。

子どもと園の思い出を話す

卒園が近づいたら、子どもと一緒に園での思い出を振り返ってみてください。「いちばん楽しかったことは何?」「どの先生が好き?」。子どもの口から出てくる言葉に、大人が気づかなかった成長のエピソードが隠れていることがあります。

絵本棚の前で熱田園長の話を聞くあゆみの森こども園の子どもたち

卒園後の生活に向けて

小学校への橋渡し

卒園は終わりではなく、小学校生活の始まりです。お子さまが不安を感じている場合は、「小学校って楽しいところだよ」と前向きな言葉をかけてあげてください。通学路を一緒に歩いてみたり、ランドセルを背負って練習したりするのも効果的です。

尾之間エリアの場合、小学校は隣の原集落にある神山小学校です。園から小学校へのスムーズな接続は、小さなコミュニティだからこそ丁寧に行われています。園と小学校の先生同士が顔見知りなので、子どもの情報がしっかり引き継がれます。

園との関係は続く

卒園したからといって、園との関係がなくなるわけではありません。夏祭りや運動会に卒園児として遊びに来る子もいますし、弟や妹が在園していれば送迎のたびに顔を合わせます。特に小さな園では、卒園後もゆるやかにつながり続けるのが自然な形です。

あゆみの森こども園では11月の運動会に地域の方々や卒園児も参加しています。輪回しの競技では大人たちが童心に返って楽しんでいる姿が毎年恒例の光景です。卒園はお別れではなく、関係の形が変わるだけ。そう思えると、寂しさも少し和らぐのではないでしょうか。

園長として卒園式に思うこと

毎年、卒園式で子どもたちの名前を呼ぶとき、その子が入園してきた日のことを思い出します。泣いてばかりだった子、引っ込み思案だった子が、堂々と証書を受け取る。保育の仕事をしていてよかったと心から思える瞬間です。

5歳児が子どもプロジェクトでナレーターの台本を自分で作り、イラスト付きの紙にまとめていた姿を思い返すと、この子たちなら小学校でもきっと大丈夫だと確信が持てます。卒園式は終わりではなく、子どもたちの新しい物語の始まりです。

保護者の皆さんにとっても同じです。保育園に子どもを送り届け、迎えに行くあの日課がなくなることに、最初は寂しさを感じるかもしれません。でも、それは新しい親子関係の始まりでもあります。子どもが自分の足で学校に通い、自分の世界を広げていく。その成長を少し離れた場所から見守る時間が、これから始まります。


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