【2026年】保育士の腰痛対策|職業病と向き合い長く働き続けるために

保育士の腰痛は「あるある」では済まされない

保育士同士の会話で「腰が痛い」は挨拶みたいなものだ、と言われることがあります。冗談のように語られますが、実際には深刻な問題です。保育士の職業病として腰痛は常にトップに挙がり、これが原因で退職に至るケースも少なくありません。

子どもを抱き上げる、おむつを替える、低い椅子に座る、中腰で食事の介助をする。保育の仕事には腰に負担がかかる動作が一日中あります。私自身も園長として現場に入りますが、夕方には腰がずっしりと重くなる日があります。この仕事を長く続けるために、腰痛との付き合い方は避けて通れないテーマです。

木製ロッカーの前で帰りの準備をするあゆみの森こども園の子どもたち

なぜ保育士は腰を痛めやすいのか

中腰の姿勢が多い

子どもの目線に合わせるために、一日に何十回も中腰になります。1〜2歳児クラスでは特にこの頻度が高い。身長差があるため、完全にしゃがむか中腰になるかの二択を迫られます。この「ちょっとだけかがむ」姿勢が、じわじわと腰にダメージを蓄積させます。

抱っこの回数と負荷

1歳児は体重が約10キロ。泣いている子をあやすために抱き上げ、移動のために抱っこし、午睡の寝かしつけで抱っこする。一人ひとりは10キロでも、一日のトータルではかなりの負荷になります。しかも片手で抱きながら別の作業をするような場面も多く、バランスの悪い姿勢での負荷が腰を直撃します。

休憩が取りにくい

デスクワークなら「1時間に一度立ち上がってストレッチ」ができますが、保育の現場ではそうもいきません。子どもから目を離せない時間が長く、自分の体のケアが後回しになりがちです。痛みが出てから対処するのではなく、痛みが出る前に予防する意識が大切です。

今日からできる腰痛予防

しゃがみ方を変える

中腰ではなく、片膝をつく。これだけで腰への負担がかなり変わります。見た目は少し不格好かもしれませんが、膝をついた姿勢のほうが子どもとの目線も合いやすく、安定した体勢で関わることができます。床に座るときは正座やあぐらで骨盤を立てることを意識してみてください。

抱っこの姿勢を見直す

子どもを抱き上げるときは、腰を曲げるのではなく膝を使って持ち上げる。体の正面で抱えるようにして、片側に偏らないよう意識する。これは知識として知っている保育士が多いのですが、忙しい現場ではつい楽な姿勢で抱えてしまう。意識的に正しい姿勢を習慣化することが予防の第一歩です。

大きな窓から自然光が差し込むこども園の明るい保育室内部

勤務後のセルフケア

仕事が終わったあとのストレッチは地味ですが効果があります。腸腰筋のストレッチ、お尻の筋肉をほぐすピラミッドストレッチ、背中を丸めて伸ばすキャットカウ。5分でいいので毎日続けることが大切です。痛みがひどい場合は我慢せず、整形外科や整骨院を受診してください。

園の環境も腰痛に影響する

個人の努力だけでなく、園の環境も腰痛リスクに大きく関わります。椅子やテーブルの高さが子どもに合わせて極端に低い園では、大人の腰への負担が大きくなります。保育士用の椅子を別途用意している園もあります。

人員配置も重要です。保育士の数が足りないと、一人あたりの抱っこの回数や中腰作業の頻度が増えます。あゆみの森こども園は園児28名に対してスタッフ13名。少人数の環境では一人に負担が集中しにくく、体への負荷も分散されます。

園舎の設計も見逃せないポイントです。あゆみの森こども園は屋久島の地杉をふんだんに使った木造園舎で、床が柔らかいため足腰への衝撃が少ない。コンクリートの園舎と比べると、一日の終わりの疲労感に違いがあります。保育士が長く健康に働ける環境は、結局のところ子どもたちのためでもあるのです。


体に無理のない働き方をしたい方へ

保育士として長く働き続けるには、体のケアができる環境を選ぶことも大切です。あゆみの森こども園の働く環境について知りたい方は、お気軽にご連絡ください。

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