保育園の送り迎え「いつも私ばかり」を解消する分担の考え方

「いつも私ばかり」が積み重なると

保育園の送り迎えは毎日のことだからこそ、「なんとなくいつも自分だけ」という感覚が積み重なると、じわじわとストレスになります。特に共働きの場合、仕事と育児の両立で余裕がない中での不公平感は、夫婦関係にも影響することがあります。

「話し合ったつもりだけど、いつの間にかもとに戻っている」というパターンも多いです。なぜそうなってしまうのか、そしてどうすれば変わるのかを考えてみましょう。

青空の下で開催される親子参加の屋外イベント風景

「なんとなく」が固定化する仕組み

送り迎えの分担が片方に偏りやすい理由のひとつは、「最初のパターンがそのまま続く」ことです。育休明けに母親が送迎を始めたら、そのまま担当になった——というケースが典型的です。誰も悪意を持って決めたわけではないのに、気づいたら固定されていた。そのパターンを意識的に変えなければ、「なんとなく」は永遠に続きます。

また、「頼むのが面倒」「断られるのが嫌」という心理的なハードルも、分担の偏りを維持してしまう要因です。言い出しにくい状況が続けば続くほど、不満だけが蓄積されていきます。

分担を「見える化」する

まず試してほしいのは、今月の送迎担当をカレンダーや共有アプリで「見える化」することです。ざっくりした口約束ではなく、「月・水・金は私、火・木はあなた」のように具体的に決めると、双方の認識がずれにくくなります。

  • 週ごとの担当ではなく曜日固定にする
  • Googleカレンダーなどで共有する
  • 変更が必要なときは前日までに連絡するルールを作る

「見える化」するだけで「あれ、今日どっちだっけ」という朝の混乱もなくなります。小さなことですが、毎朝の消耗を減らす効果は大きいです。お互いの予定が可視化されると、自然と「今日は早く帰れるから迎えに行けるよ」という申し出もしやすくなります。

屋久島の山々を背景にした園庭で遊ぶあゆみの森こども園の子どもたち

「お迎え担当」が得られるもの

送り迎えを担当することは、負担である一方で、子どもの日常を近くで見られる時間でもあります。どんな表情で園から出てくるか、今日誰と仲良く遊んだか、先生からどんな話があったか。その積み重ねが、子どもとの関係を作っていきます。

子どもの立場から考えると、どちらの親が迎えに来てもうれしいものです。「ママじゃないと嫌」という時期はありますが、パパのお迎えに慣れてしまえば、どちらでも笑顔で駆け寄ってくれます。分担は保護者のためだけでなく、子どもが両親と過ごす時間を作ることにもつながります。

島暮らしの送迎事情

屋久島・尾之間のような小さな集落では、近所の保護者と一緒にお迎えに行くことも珍しくありません。あゆみの森こども園は定員28名という小さなコミュニティなので、保護者同士も顔見知りになりやすい環境です。「誰かに頼る」ことへのハードルが低いのも、島暮らしのメリットのひとつかもしれません。

「うちの子はパパと帰るのが嫌いだと思っていたけど、やらせてみたら普通に楽しそうだった」という話も珍しくありません。思い込みを手放すと、意外とすんなり変えられることもあります。どちらが迎えに行っても子どもが喜んでくれるようになれば、分担の選択肢が広がります。

送り迎えの担当が変わることで、子どもと過ごす時間が増えるパートナーにとっても、子どもの日常を知る良い機会になります。最初は戸惑いがあっても、続けるうちに自然なリズムができていきます。

子どもが笑顔でかけてくる瞬間を、ふたりで交互に受け取れるのが理想だと思っています。


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