【2026年】保育士が知っておくべきヒヤリハットとは?事例・記録方法・文化づくり

ヒヤリハットとは何か、保育士として知っておくべきこと

「ヒヤリとした」「ハッとした」——保育現場では毎日のようにそういう瞬間があります。大きな事故にはならなかったけれど、一歩間違えば危なかった出来事のことを「ヒヤリハット」と呼びます。これを記録・共有することが、事故を未然に防ぐための重要な取り組みです。

この記事では、保育現場のヒヤリハットの基本的な考え方と、実際によくある事例、そして対策の進め方をお伝えします。

屋久島の大きなガジュマルの木に元気に登って遊ぶこども園の園児たち

なぜヒヤリハットの記録が重要なのか

「ハインリッヒの法則」という考え方では、1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故があり、さらにその背後には300件のヒヤリハットがあると言われています。つまり、ヒヤリハットを放置していると、いつか重大事故につながるリスクがあるということです。

ヒヤリハットを記録して共有することで、「この遊具のこの部分が危ない」「このタイミングで目を離しやすい」という傾向が見えてきます。個人の注意だけに頼るのではなく、園全体の仕組みとして安全を守ることが大切です。

保育現場でよくあるヒヤリハットの事例

  • 園庭の遊具から落下しそうになった
  • 食事中に食べ物を喉に詰まらせかけた
  • 水遊び中に子どもが転倒しそうになった
  • 室内でおもちゃの部品を口に入れようとしていた
  • 登降園時に保護者以外の大人が子どもに近づいた
  • 散歩中に子どもが道路に飛び出しそうになった

こういった出来事は「たまたま大丈夫だった」で終わらせず、記録に残すことが重要です。

ヒヤリハット報告の書き方

5W1Hで記録する

いつ・どこで・誰が・何をしていたとき・どんなことが起きたか・どう対応したか——この流れで記録すると、後から読んでも状況が把握しやすくなります。「危なかった」という感想ではなく、事実を具体的に書くことがポイントです。

鉄棒や登り棒がある屋久島あゆみの森こども園の園庭遊具

責める目的ではなく改善のために

ヒヤリハット報告は、誰かを責めるためのものではありません。「自分が書いたら責められるのでは」という空気があると、報告が上がらなくなります。園全体で「報告してくれてありがとう」という文化をつくることが、安全管理の土台になります。

屋久島・あゆみの森こども園での取り組み

当園では、森の活動や外遊びの時間が多いため、自然環境の中でのヒヤリハットも発生します。木の根っこで転倒しそうになった、岩の上で滑った——こういった事例を日々記録し、スタッフ間で共有することで、活動の安全性を高めています。自然の中の保育だからこそ、安全管理への意識をより丁寧に持つようにしています。

ヒヤリハット文化を園に根づかせるために

ヒヤリハットが組織として機能するかどうかは、園の文化によります。「書いても何も変わらない」「書いたら責められた」という経験があると、次から誰も報告しなくなります。逆に、報告が改善につながった実績を積み重ねることで、スタッフが自発的に記録するようになります。

月1回でも「最近のヒヤリハット事例を共有する時間」を設けるだけで、安全意識が大きく変わります。小さな発見を大切にする文化が、大きな事故を防ぐことにつながります。ヒヤリハットの積み重ねが保育の質を上げます。

「気づく力」を育て続けることが、長く安全に子どもと向き合える保育士になるための土台です。


屋久島で保育士として働くことに興味のある方へ

あゆみの森こども園では保育士を募集しています。安全な保育環境の中で働きたい方は、LINE公式アカウントからお気軽にご相談ください。

日々の保育の様子はInstagram(@ayuminomori_yakushima)でも発信しています。

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