子どもの癇癪、どう対応する?保育士が教える5つの実践アプローチ【2歳・3歳向け】

「どう対応すれば?」情報が多すぎて迷っていませんか

子どもの癇癪に「どう対応すればいいの?」と毎日悩んでいる親御さんは多いです。ネットで調べると「受け止めて」「無視して」「抱きしめて」と情報がバラバラで、余計混乱してしまうこともあります。

保育の現場で日々見ていると、癇癪への対応に「正解は一つではない」と感じます。ただ、どんな子どもにも共通して効果があるアプローチはあります。今日はそれをまとめてお伝えします。

水たまりや泥で思いきり遊ぶ屋久島あゆみの森こども園の園児たち

癇癪対応で親が一番消耗する理由

癇癪は場所を選ばず起きます。買い物中、公園で、朝の登園前——周りの目が気になる中で泣き叫ぶ子どもをなんとかしようとするのは、精神的にとても消耗します。「早く泣き止ませなければ」という焦りが、さらに子どもを追い詰めてしまうことも。

まず大前提として、「癇癪を素早く止める方法」はありません。感情が高ぶった状態の子どもは、脳の理性的な部分がうまく機能していないため、言葉で説得しても届かないのです。できることは「嵐が過ぎるのを安全に待つ」ことです。

保育士が実践している5つのアプローチ

① 「嫌だったんだね」と感情に名前をつける

気持ちに言葉を当てることで、子どもは「わかってもらえた」と感じます。これだけで落ち着くスピードが早まることもあります。難しい言葉は不要。「悲しかったんだね」「悔しかったんだね」のシンプルな言葉で十分です。

② 同じ目線に降りる

立ったまま上から話しかけるより、しゃがんで目線を合わせると子どもは話を聞きやすくなります。声のトーンも少し落ち着いた低めの声にするのがコツです。

③ 場所を変える

外出先で癇癪が起きたら、まず人の少ない場所に移動します。刺激が多い環境では気持ちが収まりにくいからです。車の中や静かな場所に移るだけで落ち着くケースも少なくありません。

④ 「落ち着いたら話そう」と伝えて待つ

「泣き止んだら話を聞くよ」と穏やかに伝えて、少し距離を置いて待ちます。「無視」ではなく「見守り」です。子どもが落ち着いて近づいてきたら、そのタイミングで気持ちを聞きます。

⑤ 落ち着いたあとは責めない

癇癪が収まったあとに「さっきなんであんなことしたの!」と責めると、子どもは混乱します。落ち着けたこと自体を認めて、「落ち着けたね」「教えてくれてありがとう」と伝えるだけで十分です。

あゆみの森こども園周辺に自生するガジュマルの巨木

保育園での癇癪について先生に相談してみよう

家では癇癪がひどくても、保育園では落ち着いているケースもあります。逆に、園でだけ癇癪が起きることもあります。どちらの場合も、担任の先生に「最近こういう様子があって」と伝えてみてください。

屋久島のあゆみの森こども園は少人数保育のため、一人ひとりの感情の変化に担任が気づきやすい環境です。現在28名の園児が在籍していますが、アコウの木の下でのびのびと体を動かしながら、感情を発散できる時間を保育の中に自然に取り入れています。癇癪が多い時期も、一緒に乗り越えていけるよう関わっています。

「うちの子だけ癇癪がひどい」と感じていても、実際には同じ時期を経験している親御さんはたくさんいます。一人で悩まず、保育士や信頼できる人に話してみてください。

癇癪は成長の証でもあります。「自分の意志がある」「感情がある」ということの現れです。今は大変でも、必ず落ち着く時期が来ます。


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