【2026年】保育士の残業と持ち帰り仕事のリアル|働きやすい園の見分け方
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保育士の残業、実際どのくらい?
保育士の仕事は子どもを見ている時間だけでは終わりません。日誌、連絡帳、指導計画、行事の準備、壁面装飾、教材づくり。保育時間が終わったあとに残る事務作業の量に、この仕事を辞めたくなったという声は少なくありません。
厚生労働省の調査によると、保育士の離職理由のなかで「労働時間が長い」は常に上位に入っています。でも、残業の実態は園によって大きく異なります。毎日2〜3時間のサービス残業が当たり前の園もあれば、定時退勤が基本の園もある。問題は「保育士だから残業が多い」のではなく、「残業が多い園を選んでしまった」ケースが多いということです。

持ち帰り仕事の正体
残業よりも厄介なのが、持ち帰り仕事です。園では終わらなかった書類を家に持って帰って書く。休日に製作物の準備をする。これらは勤務時間にカウントされないため、表向きは「残業ゼロ」でも、実質的にはかなりの時間を仕事に費やしているケースがあります。
持ち帰り仕事が発生する原因はいくつかあります。保育時間中は子どもから目を離せないため事務作業の時間が確保できない。行事が重なる時期に業務が集中する。人手不足で一人あたりの業務量が多い。こうした構造的な問題を、個人の頑張りで解決しようとするから持ち帰りが発生するのです。
残業が少ない園の特徴
業務の取捨選択ができている
「これは本当に必要か?」と業務を見直す文化がある園は、無駄な作業が少ない傾向にあります。たとえば、凝った壁面装飾を毎月つくる園と、子どもの作品をそのまま飾る園。後者のほうが保育士の負担は軽く、しかも子どもの表現を大切にしているとも言えます。
ICTの活用
連絡帳のアプリ化、午睡チェックのデジタル化、指導計画のテンプレート共有。こうしたICTツールを導入している園は、事務作業の時間を大幅に削減できています。紙の連絡帳を手書きで書いている園と、アプリで入力する園では、一日あたり30分以上の差が出ることもあります。
園の規模と人員配置
小規模な園は、行事の規模も小さくなるため準備の負担が軽い傾向があります。あゆみの森こども園は園児28名、スタッフ13名の園です。大規模な発表会は行わず、2月の子どもプロジェクトを年間の集大成としています。運動会は11月に実施していますが、保育士が何か月もかけて準備するような大掛かりなものではありません。

転職前に確認すべきこと
残業や持ち帰り仕事に悩んでいるなら、転職を考える前に以下のポイントを確認してみてください。
まず、園見学のときに「保育士の退勤時間」を観察すること。18時の閉園後、19時にまだ電気がついている園は残業が常態化している可能性があります。
次に、面接で「持ち帰り仕事はありますか」と率直に聞いてみること。「ありません」と即答できる園は信頼できます。言葉を濁す園は要注意です。
そして、行事の数と規模を確認すること。行事が多い園は準備の負担も大きい。自分がどのくらいの行事負担なら許容できるか、事前に考えておくとミスマッチを防げます。
残業を「仕方ない」にしない
保育業界には「子どものためだから」という理由で長時間労働を正当化する空気がまだ残っています。でも、保育士が疲弊していたら良い保育はできません。子どものためを本当に考えるなら、保育士自身が健康で余裕を持って働ける環境が必要です。
残業が多いことを「仕方ない」と受け入れるのではなく、「この状況はおかしい」と気づくことが第一歩です。そのうえで、自分の力で変えられる部分と、環境を変えなければ解決しない部分を見極める。後者であれば、転職は逃げではなく、前向きな選択です。
保育士として長く働き続けるために、自分に合った環境を探してみてください。
働き方について相談できます
あゆみの森こども園では、保育士の働きやすさを大切にしています。残業や働き方に関する率直なご質問にもお答えしますので、お気軽にご連絡ください。
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