【2026年】ワンオペ育児の孤独とどう向き合うか|離島の子育て支援と頼れる場所
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「助けて」と言えなかった日々のこと
子育て中に孤独を感じたことはありますか。パートナーは仕事で帰りが遅い。近くに頼れる親族がいない。児童館に行っても、すでにグループができていて馴染めない。SNSでは楽しそうに子育てしている人ばかりが目に入る。自分だけが取り残されているような気がする。
ワンオペ育児の孤独は、体験した人にしかわからない重さがあります。保育の仕事を通じて、多くの保護者と接する中で、「誰にも相談できなかった」という声を何度も聞いてきました。

ワンオペ育児はなぜ孤独なのか
ワンオペ育児の孤独は、単に「一人で大変」ということだけではありません。会話の相手が幼い子どもだけという状況が、精神的にじわじわと消耗させます。大人と話す機会が極端に少なくなると、自分の思考が内にこもりがちになります。些細なことが気になり始め、不安が増幅する。悪循環に陥りやすいのです。
「ワンオペだから大変」と口にすること自体に罪悪感を覚える人もいます。「もっと大変な人もいるのに」「甘えているだけかも」。そうやって自分の気持ちにふたをしてしまう。
離島や地方で感じる孤立
都市部であれば、子育て支援センターや一時預かりなど、頼れる場所の選択肢が比較的多いです。一方、離島や地方では、そもそもそうした施設が少ない。移動手段も限られる。「つらかったら誰かに相談して」と言われても、相談する場所にたどり着くのが難しいという現実があります。
ただ、離島には離島の強みもあります。地域のつながりが濃い分、一度「この人は子育て中」と認識されると、近所の方が声をかけてくれることがあります。お下がりの服や野菜が回ってくることも。制度ではなく、人のつながりで支えられる仕組みが、まだ生きている場所です。
保育園は「預ける場所」だけではない
ワンオペ育児をしている保護者にとって、保育園は子どもを預ける場所であると同時に、自分自身が社会とつながる場所でもあります。送り迎えのときに保育士と数分話すだけで、気持ちが楽になることがある。「今日こんなことができましたよ」と言ってもらうだけで、一日の疲れが少し報われる。
当園では、保護者との日々のやりとりを大切にしています。園児28名の小さな園だからこそ、一人ひとりの保護者と顔の見える関係を築ける。「最近お子さんの様子が変わりましたね」「お母さん、お疲れじゃないですか」。そうした声かけが、孤立を防ぐ第一歩だと考えています。

夜の孤独が一番つらい
ワンオペ育児の孤独が最も深くなるのは夜です。子どもがなかなか寝てくれない。やっと寝たと思ったら夜泣きで起こされる。暗い部屋の中で一人、泣いている子どもを抱きながら「いつまでこれが続くんだろう」と思う。そのつらさは、昼間の忙しさとは質が違います。
保育の現場から一つ言えるのは、子どもの夜泣きや寝つきの悪さは、成長とともに必ず落ち着くということです。今が永遠に続くわけではありません。でも「今がつらい」という気持ちは本当で、それを我慢する必要はありません。翌朝、園の先生に「昨日ほとんど寝られなくて」と一言伝えるだけでも、気持ちは少し楽になります。
孤独を感じたときにできること
完璧な親でいる必要はありません。「しんどい」と感じたら、それを認めることが第一歩です。自治体の子育て相談窓口や、地域の子育て支援拠点に連絡してみてください。屋久島町でも子育て支援の相談窓口があります。
「助けて」と言うことは弱さではなく、子どもを守るための強さです。
一人で抱え込まないでください
あゆみの森こども園では、入園前の子育て相談も受け付けています。ちょっと話を聞いてほしいだけでも構いません。LINE公式アカウントからお気軽にメッセージをください。
入園に関する情報は入園案内ページをご覧ください。




