子どもの噛みつきはいつ終わる?保育園での経過と家庭でできるサポート
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2歳の息子が保育園でお友だちを噛んでしまいます
こんなご相談をいただくことが時々あります。「家では噛まないのに、園ではなぜ?」「何か家庭環境に問題があるのでしょうか」と、自分を責めてしまう保護者の方も少なくありません。
最初に断言します。噛みつきと家庭環境は、基本的に関係ありません。集団生活の中で起こる発達の一過程であり、一定の年齢になれば自然と落ち着いていきます。それでも不安ですよね。この記事では、噛みつきがどんな経過をたどるかを具体的にお伝えします。
噛みつきが始まる時期と終わる時期
多くの場合、噛みつきが目立ち始めるのは1歳〜1歳半ごろ。ピークは1歳半〜2歳半あたりで、3歳を過ぎるころには目に見えて減っていきます。
理由はシンプルです。3歳前後で言葉が急速に増え、「やめて」「かして」「いやだ」と口で伝えられるようになるからです。言葉というツールを手に入れることで、噛むという原始的な手段が不要になっていく。この変化は劇的で、ある月を境にぱったり噛まなくなる子もいます。
ただし、すべての子が同じ時期に落ち着くわけではありません。言葉の発達がゆっくりな子は、噛みつきの時期も長くなることがあります。3歳を過ぎても続くケースはゼロではありませんが、焦りは禁物です。
園で見てきた変化の流れ
あゆみの森こども園でも、1歳児クラスでは噛みつきが起こります。特に入園直後は慣れない環境で緊張しているうえに、おもちゃの数や遊び相手との距離感がまだつかめていない。月齢が上がるにつれて少しずつ減り、2歳児クラスの後半にはかなり落ち着いてくるのが一般的な流れです。そこから先は、噛みつきよりも「押す」「叩く」に変わり、さらに言葉でのやりとりへと移行していきます。

家庭でできること
園で噛みつきが多いと報告を受けたとき、家庭でできることはあるのでしょうか。あります。ただし、「噛んだらダメ!」と叱ることではありません。
気持ちの言語化を手伝う
家で兄弟げんかをしたときや、思い通りにいかなくて怒っているときに、「悔しいんだね」「欲しかったんだね」と子どもの気持ちを代わりに言葉にしてあげてください。自分の感情に名前がつくと、子どもは少しずつ言葉で表現することを覚えていきます。絵本の読み聞かせも効果的です。「このクマさん、怒ってるね。なんでだろう?」と感情について会話する機会になります。
十分な睡眠と食事
睡眠不足や空腹は感情のコントロールを難しくします。屋久島の夜は静かで、都市部よりも早寝早起きの習慣がつきやすい環境です。規則正しい生活リズムが、結果的に園での行動の安定にもつながっています。あゆみの森こども園の給食は自園調理で、地元の豆腐や食パンなど屋久島の食材を使っています。しっかり食べることも、心の安定を支える土台になります。
噛んだことを蒸し返さない
園から帰宅した後に「今日噛んだんだって?」と問い詰めるのは避けてください。時間が経ってからの叱責は、1〜2歳の子には何のことだか伝わりません。むしろ「怒られた」という不安だけが残り、逆効果になることもあります。

異年齢保育が噛みつき卒業を後押しする
あゆみの森こども園では2歳から5歳まで異年齢で過ごす時間があります。年上の子が「かして、って言うんだよ」と教えてくれたり、取り合いになりそうな場面で間に入ってくれたりする光景は日常的です。
こうした経験は、大人から教わるのとは違った効果があります。同じ子どもの目線で伝えてもらうことで、「言葉で言えばいいんだ」という気づきが自然に生まれる。これは異年齢で過ごす園ならではの強みだと感じています。
保育士への相談は遠慮しないで
「うちの子だけが噛んでいるんじゃないか」と心配される方がいますが、噛みつきはどの園でも起きています。心配なことがあれば、遠慮なく担任に相談してください。どんな場面で噛んでいるか、頻度はどうか、前月と比べて減ってきているか、そういった情報を詳しくお伝えできます。家庭と園で情報を共有することが、安心への近道です。
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あゆみの森こども園の採用情報は採用ページでもご確認いただけます。子どもたちの成長を間近で見守る仕事に興味がある方はぜひご覧ください。




