【2026年】保育園で子どもが噛まれた・噛んだ|噛みつきが起こる理由と園の対応
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「うちの子が噛まれました」と聞いたときのショック
お迎えのとき、保育士から「今日、お友だちに腕を噛まれてしまって…」と言われたら、どんな親でも動揺します。歯型がくっきり残っていたりすると、なおさらです。逆に「お子さんがお友だちを噛んでしまいました」と言われた側も、ショックと申し訳なさで胸がいっぱいになるでしょう。
噛みつきは、保育園で起こるトラブルの中でもっとも保護者の方の心が揺れるものかもしれません。でも、これは多くの園で日常的に起こっていることでもあります。園長として率直にお話ししたいと思います。
なぜ子どもは噛むのか
噛みつきの多くは1〜2歳児に集中しています。この時期の子どもは、自分の気持ちを言葉でうまく伝えられません。「このおもちゃが欲しい」「近くに来ないで」「もっと遊びたい」。そういった感情が溢れたとき、とっさに出てしまうのが噛みつきです。
つまり、噛む行為は「悪い子」のサインではなく、「気持ちを伝える手段がまだ育っていない」というサインです。言葉の発達と反比例するように、噛みつきは減っていきます。攻撃性の問題ではなく、コミュニケーションの発達段階の話なんです。
噛みつきが起きやすい場面
保育の現場で見ていると、いくつかのパターンがあります。おもちゃの取り合いのとき。眠い・空腹・疲れているとき。自分のスペースに他の子が近づいてきたとき。気持ちが高ぶって興奮しているとき。
特に午前中の活動が終わって給食前の時間帯や、お昼寝前のタイミングは起きやすいです。体が疲れていると、大人でも些細なことでイライラしますよね。子どもはなおさらです。あゆみの森こども園では、疲れが出やすい時間帯は保育士の目配りを特に厚くして対応しています。

園ではどう対応しているか
あゆみの森こども園では、噛みつきが起きたとき、まず噛まれた子のケアを最優先にします。患部を流水で冷やし、必要に応じて消毒して、痛かったね、と気持ちに寄り添います。
噛んだ子に対しては、強く叱ることはしません。「痛いんだよ」「○○ちゃん泣いてるよ」と、相手の状態を短い言葉で伝えます。1〜2歳の子に長い説教をしても届きません。その場で端的に伝えることを何度も繰り返す中で、少しずつ「噛んだら痛い」が理解できるようになっていきます。
再発を防ぐための工夫
噛みつきが頻繁に起きる子がいる場合、保育士の配置を工夫してそばについたり、おもちゃの数を増やして取り合いが起きにくい環境を作ったりします。あゆみの森こども園は園児28名に対してスタッフが手厚くいるので、こまめに目が届きやすい体制をとっています。
また、噛みつきが出やすい時間帯に活動内容を見直すこともあります。園庭のアコウの木の下で体を動かす遊びを先に入れてエネルギーを発散させる、絵本の読み聞かせで静かな時間を挟む、といった工夫です。環境を整えることが、いちばんの予防策になります。

保護者の方にお願いしたいこと
噛まれた側の保護者の方へ。心配な気持ちは十分にわかります。ただ、噛んだ子の名前を聞き出そうとしたり、相手の保護者に直接抗議したりすることは避けてください。園がきちんと対応しますので、まずは担任に気持ちを伝えてください。
噛んだ側の保護者の方へ。お子さんを責めないでください。噛むのは発達の一過程です。家で「噛んだらダメでしょ!」と叱っても、その場面がないと子どもには伝わりにくい。園と連携して、長い目で見守っていきましょう。
どちらの立場でも、大切なのはお子さんの成長を信じて待つことです。言葉が増えるにつれて、噛みつきは必ず減っていきます。これは園長として何百人もの子どもを見てきた実感です。
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