【2026年】屋久島の台風シーズンと天気の実際|島暮らしの備えと園の対応

屋久島で台風が来たとき、どうするのか

屋久島への移住を検討している方から必ずと言っていいほど聞かれるのが「台風のとき、大丈夫ですか?」という質問です。正直に言えば、台風は大変です。風で物が飛ぶこともあるし、停電することもある。ただ、島の人たちは台風と共に暮らしてきた長い歴史があり、備え方を知っています。台風シーズンの暮らしの実際をお伝えします。

深い緑に包まれた屋久島の照葉樹林の森の中

台風が接近すると何が起きるか

まず船が止まります。フェリーも高速船も欠航します。飛行機も欠航することが多い。つまり、島から出られない、島に入れない状態になります。これが1日で済むこともあれば、台風の進路や勢力によっては2〜3日続くこともあります。

スーパーの棚は台風の前日にはかなり空になります。島の食料品は船便で届くものが多いため、船が止まると入荷もストップするからです。尾之間のAコープも同じ状況になります。だからこそ、島暮らしでは日頃から食料を多めにストックしておく習慣がつきます。米、缶詰、乾麺、水、レトルト食品。慣れてしまえば特別なことではなく、防災の延長として自然にやれるようになります。

停電も台風の際には珍しくありません。懐中電灯やモバイルバッテリーの準備は必須です。復旧は比較的早いことが多いですが、数時間から半日程度かかることもあります。

園の台風対応

台風が接近する際は、園は臨時休園になることがあります。暴風警報が出た場合は安全を最優先にして判断します。休園の連絡はできるだけ早くLINEや電話で保護者にお知らせするようにしています。

台風の前には園舎の周りの片付けをします。園庭のおもちゃを収納し、窓を補強し、飛びそうなものを固定する。台風対策は保育の仕事の一部です。1月には強風で園庭のアコウの大枝が折れたことがありました。地域の池田造園建設さんがクレーン車で安全に撤去してくれました。島の暮らしはこうした地域の助け合いで成り立っています。一人で全部を抱え込む必要がないというのは、島暮らしの安心感のひとつです。

屋久島の緑に囲まれたこども園のサッカーゴールがある園庭

台風が過ぎた後の楽しみ

台風が過ぎた翌日は、子どもたちにとって特別な日になります。園庭には大量の葉っぱや枝が散らばっていて、それがそのまま遊び道具になる。台風で落ちた木の実を集めたり、大きな水たまりで思いきり遊んだり。「台風すごかったね!」と興奮気味に報告し合う子どもたちの姿を見ると、自然の力を体で感じているのだなと実感します。

台風一過の青空は本当にきれいです。空気中の塵が洗い流されて、モッチョム岳の輪郭がくっきりと浮かびます。この景色を見るたびに、台風がもたらす大変さと引き換えに得られるものもあるのだと感じます。

雨の多さは本当にデメリットか

屋久島は年間降水量が4千ミリを超える多雨地域です。「月に35日雨が降る」とよく言われます。確かに雨は多い。でも島の雨は一日中しとしと降り続けるよりも、ザッと降ってサッと止むパターンのほうが多いのが実際のところです。朝どしゃ降りでも昼には晴れていることがよくあります。

子どもたちにとって雨はマイナスではありません。雨上がりの園庭に飛び出して水たまりで遊ぶ。泥の感触を全身で楽しむ。雨粒が葉を伝って落ちる様子をじっと観察する。天気が変わりやすい環境だからこそ、「今この瞬間」を楽しむ力が自然と育っていきます。

移住前に心配していた天気のことも、実際に暮らし始めると意外と早く慣れるものです。洗濯物を干すタイミングを天気の合間で覚え、雨具を常に車に積んでおき、天気予報よりも空を見上げて判断する。そんな暮らし方が身について、気づけば雨を気にしなくなっています。


お問い合わせ

あゆみの森こども園は屋久島・尾之間にある園児28名の幼保連携型認定こども園です。台風の日も晴れた日も、子どもたちは毎日元気に過ごしています。

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入園に関する情報は入園案内ページもご確認ください。

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