屋久島の四季と気候|子どもと一緒に暮らす島の天気のリアル
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屋久島の四季を、子どもと一緒に暮らす
2月の立春を過ぎた頃、島の寒緋桜が満開になりました。園の桜も咲き始め、卒園児が植えた桜にはまだ花は咲かないものの新芽が出ていました。本土に比べて一足早い春の訪れ。これが屋久島の気候の特徴です。
「月に35日雨が降る」と言われる屋久島。そのイメージから「子育てに向いていないのでは」と心配される方もいます。でも実際に島で暮らして子どもたちと過ごしていると、天気の変化の激しさがむしろ日常を豊かにしていると感じます。屋久島の四季と、そこでの子どもの過ごし方をお伝えします。

春(3月〜5月):一足早い桜と、雨上がりの園庭
屋久島の春は本土より2〜3週間早く始まります。3月にはジャガイモ掘りや卒園式。暖かい日が増えてきて、園庭でのびのび遊べる日が多くなります。気温は15〜25度ほどで、日中は半袖で過ごせる日も出てきます。
ただし春でも雨はよく降ります。屋久島の天気は一日の中でも目まぐるしく変わるのが特徴で、朝は晴れていたのに昼過ぎに土砂降り、夕方にはまた晴れるということが珍しくありません。子どもたちはこの天気の変化に慣れていて、雨が上がればすぐに外に飛び出していきます。雨上がりの水たまりは、子どもにとって最高の遊び場です。
夏(6月〜8月):梅雨と、森の活動
6月は梅雨の季節。屋久島の梅雨は本格的で、まとまった雨が続くことがあります。この時期は室内での活動が中心になりますが、雨の合間を見て外に出ることもあります。森の活動では、苔がフワフワ、土がチクチク、切り株の中はパンみたいと、子どもたちが自分の言葉で感触を表現していました。雨が多い時期だからこそ、森は緑が深くなり、苔が生き生きとしています。
梅雨が明けると一気に夏本番。気温は30度前後まで上がりますが、海からの風があるため本土の都市部ほどの蒸し暑さは感じません。プール遊びや水遊びが子どもたちの楽しみになる季節です。
秋(9月〜11月):台風と運動会
秋は台風シーズンです。9月から10月にかけて台風が接近することがあり、暴風雨になる日もあります。台風への備えは島暮らしの基本です。フェリーが欠航してスーパーの棚が空になることもあるため、日頃から食料の備蓄をしておく習慣がつきます。
台風が過ぎた後の青空は格別です。当園の運動会は11月。秋晴れの中、園庭で子どもたちが走り回り、地域の方々も参加してくださいます。気温も20度前後で過ごしやすく、一年で最も活動しやすい季節かもしれません。

冬(12月〜2月):モッチョム岳が白くなる朝
屋久島の冬は本土に比べて温暖ですが、それでも朝晩は冷え込みます。1月にはフロントガラスが凍り、モッチョム岳が白くなり、デッキの水たまりに氷が張った朝がありました。「今朝、雪を触ったよ!」と興奮して報告してきた子もいました。山の上では雪が積もることがありますが、集落まで積もることはほとんどありません。
冬場の気温は日中で10〜15度、朝晩は5度前後まで下がることもあります。本土の太平洋側に比べると曇りや雨の日が多いですが、晴れた冬の日は空気が澄んで山がくっきり見えます。12月には森の活動のファイナルがあり、森の妖精「ムッレ」が園にやってきて子どもたちと一緒に森で遊びました。
天気を気にしすぎない暮らし
屋久島で子育てをしていると、天気を気にしすぎなくなります。雨が降ったら室内で遊ぶ、止んだら外に出る。その繰り返しが日常です。天気予報と実際の天気が違うことも多い島ですから、「今この瞬間の天気」に合わせて動く柔軟さが自然と身につきます。子どもたちも同じで、天気の変化を面白がれるようになります。
園見学のご案内
あゆみの森こども園は1歳から5歳までのお子さんを対象とした幼保連携型認定こども園です。どの季節に見学に来ていただいても、島の空気を感じてもらえると思います。
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