2026年版|保育士の早期離職が続く園の問題点と、定着率を高めるためにできること

早期離職が続く園は何が問題なのか

毎年新しい保育士を採用しても、1年以内に辞めてしまう。そんな悩みを持つ園は少なくないはずです。採用コストがかかるだけでなく、残ったスタッフの負担が増え、子どもたちの保育にも影響が出ます。早期離職の連鎖は園全体を疲弊させていきます。

「最近の若い人は忍耐力がない」と片付けてしまうのは簡単ですが、それでは何も変わりません。早期離職が繰り返される園には、構造的な原因があることがほとんどです。当園でもこれまで試行錯誤してきた経験を踏まえて、園としてできることをお伝えします。

白壁と木材が調和した明るい保育室のあゆみの森こども園

早期離職の構造的な原因

「見て覚えろ」が通用しない時代

ベテラン保育士が若手に対して「見て覚えなさい」「自分で考えなさい」と指導するスタイルは、かつては当たり前でした。しかし今の新卒保育士にこの方法は合いません。養成校での教育が変わり、丁寧なフィードバックを受けながら学ぶことに慣れている世代です。

具体的な説明なく「なんでわからないの」と言われれば、萎縮するか辞めるかのどちらかになります。教え方を変えることは甘やかすこととは違います。育てたい人材を育てるために、指導する側がアップデートする必要があるのです。

業務量の偏りと相談相手の不在

新人だからと雑務を押し付けられて保育に集中できない。逆に、いきなり担任を任されて潰れてしまう。業務量のバランスが取れていないことも早期離職の大きな原因です。人手不足の園ほど新人にも即戦力を求めがちですが、それでは育つ前に倒れてしまいます。

困ったときに「ちょっと聞いていいですか」と言える相手がいるかどうか。これは定着率に直結する問題です。メンター制度のような仕組みがなくても、日常的に声をかけてくれる先輩がひとりいるだけで、新人の安心感はまるで違います。

地杉の天井が美しい保育室で開催される熱田園長の特別授業の様子

当園で取り組んでいること

あゆみの森こども園はスタッフ13名の小さな園です。大規模園のような制度設計はできませんが、小規模だからこそやれることがあります。

ひとつは、園長が現場にいること。事務室にこもらず、保育室や園庭で子どもやスタッフのそばにいるようにしています。新しいスタッフが困っていれば気づけるし、「今の対応良かったよ」というフィードバックもその場で伝えられる。わざわざ面談の時間を設けなくても、日常の中で自然にできることです。

もうひとつは、完璧を求めないこと。新人に「1年目から何でもできるようになれ」とは言いません。できることを少しずつ増やしていけばいい。失敗しても「次はこうしてみよう」と一緒に考える。この姿勢を園全体で共有するようにしています。

屋久島の環境も、スタッフの精神的な余裕に良い影響を与えていると思います。モッチョム岳が見える保育室、園庭のアコウの大木、仕事帰りに寄れる尾之間温泉。こうした日常のひとつひとつが、都市部の園にはないリカバリーの力を持っています。

辞める前にできること、辞めた後にできること

今まさに辞めようか迷っている保育士さんがいたら、まず園長か主任に一度相談してみてください。話しても何も変わらないなら、そのときは環境を変えることを選んで構いません。そして園の管理者側は、その相談をきちんと受け止める準備をしておくこと。「困っている」と声を上げられる場がある園は、早期離職を防げる園です。


保育士募集中です

あゆみの森こども園では保育士を募集しています。経験年数は問いません。基本給に処遇改善手当を合わせて月20万円程度、賞与年2回計2ヶ月分。職員寮完備、就職準備金制度もあります。

お問い合わせはLINE公式アカウントからお気軽にどうぞ。

日々の園の様子はInstagramでも配信しています。

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