【2026年】保育士の早期離職は甘えではない|辞めたあとの選択肢と再出発のヒント

保育士の早期離職は「甘え」ではない

保育士の早期離職率は他の職種と比べても高い水準にあります。新卒で入った園を1年以内に辞める保育士は決して珍しくありません。「せっかく資格を取ったのに」「もう少し頑張れなかったの」。周囲からそう言われて余計につらくなった、という話を何度も耳にしてきました。

園長として言いたいのは、早期離職そのものは「甘え」でも「失敗」でもないということです。合わない環境で心身をすり減らし続けることのほうが、長い目で見ればよほど深刻な問題です。もちろん安易に辞めることを勧めるわけではありませんが、辞めるという選択を必要以上に責める風潮には違和感を覚えています。

太陽の光が差し込む緑豊かな屋久島の森林内部

なぜ保育士は早期に辞めてしまうのか

理想と現実のギャップ

養成校で学ぶ保育と、現場の保育には大きな差があります。「子どもとじっくり向き合いたい」と思って就職したのに、実際は書類作成や行事準備に追われて子どもと遊ぶ時間がほとんどない。このギャップに打ちのめされる新卒保育士は少なくありません。

保育の正解がわからないという不安もあります。「この対応で合っていたのか」「もっとうまくやれたんじゃないか」。毎日の保育がすべて自己採点の連続で、相談できる先輩がいない環境では自信を失うのは時間の問題です。養成校の実習は数週間でしたが、現場は途切れることなく続きます。その重みに押しつぶされてしまう新人が多いのです。

人間関係と労働環境

退職理由として最も多いのが職場の人間関係です。先輩保育士からの厳しい指導、暗黙のルール、派閥のような空気。加えて、早番遅番のシフト、持ち帰り仕事、休憩が取れない日常。こうした環境が重なると、体よりも先に心が限界を迎えてしまいます。

辞めたあとの選択肢

早期離職した保育士のその後は、大きく分けて3つのパターンがあります。

ひとつ目は、別の園に転職するケース。園が変われば環境はまったく違います。大規模園が合わなかった人が小規模園で活き活きと働いている例は珍しくありません。保育という仕事自体は好きだけど、前の職場が合わなかった。そういう場合はこの選択が最も多いです。

ふたつ目は、保育以外の仕事に就くケース。一度離れてみて「やっぱり子どもと関わる仕事がしたい」と数年後に戻ってくる人もいますし、別の業界で自分に合った道を見つける人もいます。どちらも間違いではありません。

みっつ目は、環境を大きく変えて再出発するケース。都市部から地方へ、あるいは離島へ。屋久島のような場所で保育士として働くことを選ぶ人も実際にいます。通勤ラッシュもなく、仕事が終われば尾之間温泉で一日の疲れを癒やし、休日は山や海で過ごす。生活全体のストレスが減ることで、保育の仕事そのものにも余裕が生まれるのです。

木造の建物が特徴的な尾之間温泉施設の外観

「もう一度やってみよう」と思えるかどうか

早期離職を経験した保育士に一番伝えたいのは、「保育士に向いていなかった」とは限らないということです。たまたま最初に選んだ園が合わなかっただけかもしれない。保育のスタイルや園の規模、地域が変われば、まるで別の仕事のように感じることもあります。

もう一度やってみたいと思える環境を探すことに、焦る必要はありません。保育士の資格はなくなりませんし、いつでも現場に戻ることができます。その安心感を支えにしながら、自分に合った場所をじっくり見つけてください。


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