3歳の発達の目安|運動・生活面の「できる」が増える時期の見守り方
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「もっとやりたい!」が止まらなかった日
外部講師を招いての運動遊びの日。園庭のグラウンドで2歳から5歳の子どもたちが走る、跳ぶ、弾むの動きを楽しみました。この活動は「他の子と比べるのではなく、今の自分より少し動けるようになること」をテーマにしていて、令和3年度から4年目の継続的な取り組みです。活動が終わっても「もっとやりたい!」の声が止まりませんでした。
こうした場面を見ていると、3歳前後で運動面の発達に大きな変化が訪れることを実感します。2歳児のぎこちない動きと、3歳を過ぎた子の動きは明らかに違います。この記事では3歳の運動発達と生活面の自立について、保育の現場から見た目安をまとめます。

3歳の運動発達の目安
走る・跳ぶ・登る
3歳になると、走り方がしっかりしてきます。2歳のころの「小走り」から、腕を振って地面を蹴るような走りに変わっていきます。つまずいて転ぶ回数が減り、カーブを曲がれるようになる子も出てきます。
ジャンプは3歳前後の大きな変化のひとつです。両足を同時に地面から離して跳べるようになるのがだいたいこの時期。最初は小さなジャンプですが、次第に高さや距離が出てきます。段差を怖がらず飛び降りる子もいれば、慎重に足をそろえてから跳ぶ子もいる。どちらも正常な発達の姿です。
登る動作も活発になります。当園の園庭にはアコウの大木があり、子どもたちのお気に入りの遊び場です。3歳になったばかりの子はまだ低い根元のあたりで遊んでいますが、3歳後半くらいになると少しずつ高いところに挑戦するようになります。自分の体の限界を試しながら使い方を覚えていく過程です。
バランスと協調運動
片足立ちが数秒できるようになるのが3歳の目安のひとつです。平均台のような細い場所を歩く、ボールを足で蹴る、三輪車のペダルをこぐ。こうした「バランスを取る」「左右の手足を別々に動かす」動作が徐々にできるようになります。
ただし、これらは練習や経験によって大きく変わります。日常的に体を動かす機会がある子と、そうでない子では3歳の時点でもかなりの差が出ます。だからこそ、保育の中で体を使った遊びを取り入れることに意味があると考えています。

生活面の自立
3歳は生活面でも「自分でやる」が増える時期です。トイレトレーニングが進み、日中のおむつが外れる子が多くなります。着替えもボタンの掛け外しはまだ難しいですが、かぶるタイプの服やウエストゴムのズボンなら自分で着脱できるようになります。
食事ではスプーンやフォークの扱いが上達し、こぼす量が減ります。箸に興味を持ち始める子も出てきますが、3歳で箸を使いこなせなくても心配はいりません。当園の給食でも無理に箸を持たせることはせず、スプーンやフォークで上手に食べられることをまず大事にしています。本人が興味を持ったタイミングで少しずつ始めれば十分です。
「できない」があっても大丈夫
発達の目安を見ると「うちの子はまだこれができない」と不安になることがあるかもしれません。ですが、3歳の発達は本当にばらつきが大きいです。4月生まれと3月生まれではほぼ1年の差がありますし、同じ月齢でも運動が得意な子、ことばが得意な子、じっくり観察するのが得意な子とタイプはさまざまです。
保育の現場で何百人もの3歳児を見てきて確信しているのは、「その子なりのペースで確実に成長している」ということです。昨日は怖くて登れなかった場所に今日は挑戦する。そうした小さな変化を見つけて一緒に喜んであげることが、いちばんの後押しになります。
お子さんの成長を一緒に見守りませんか
あゆみの森こども園は屋久島の自然の中で、体を思いきり動かせる環境があります。お子さんの発達や園生活について気になることは、LINE公式アカウントからお気軽にご相談ください。
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