保育園を転園するとき|子どもの適応力と転園先の選び方
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「今朝、雪を触ったよ!」
冬のある朝のことです。車のフロントガラスが凍り、モッチョム岳が白く染まり、デッキの水たまりに薄い氷が張っていました。登園してきた子が開口一番、「今朝、雪を触ったよ!」と興奮気味に報告してくれました。
この子は数ヶ月前に県外から転園してきたお子さんでした。屋久島に来たばかりの頃は表情が硬く、自分から話しかけることもほとんどなかった。それが今は朝いちばんに自分の発見を伝えてくれる。環境が変わることは大変なことですが、新しい場所だからこそ出会える体験が、子どもを変えていくのだと感じた朝でした。

転園先を選ぶときに見てほしいこと
転園を決めたあと、次の園をどう選ぶかは大きなテーマです。立地や送迎のしやすさは当然大事ですが、それ以外に見ておいてほしいポイントがあります。
子どもと保育士の「表情」を見る
見学に行ったとき、在園児の表情をよく見てください。楽しそうに遊んでいるか、保育士に安心して甘えているか、自分の意思で動いているか。パンフレットや口コミではわからない園の空気感は、子どもの表情にいちばん現れます。
保育士の表情も同じです。余裕があるか、子どもに対して穏やかか、笑顔があるか。先生が疲れ切った顔をしている園は、どれだけカリキュラムが充実していても、子どもにとって居心地の良い場所とは言いにくいです。
転園の受け入れ体制を確認する
年度途中の転園を受け入れている園でも、慣らし保育の進め方は園によって差があります。1週間でフルタイムに移行する園もあれば、子どもの様子を見ながら柔軟に対応する園もあります。転園の場合は新入園とは違い、「保育園自体は知っているけれど、この園は初めて」という微妙な状況です。その子の経験を踏まえた対応をしてくれるかどうか、事前に聞いておくと安心です。

転園のタイミングについて
年度替わりがベストだが、こだわりすぎない
4月の年度替わりは、ほかの新入園児もいるので転園児が目立ちにくく、馴染みやすいタイミングです。ただし、空きがあるかどうかは別の問題。希望の園に空きが出たなら、年度途中でも転園を決断するのは十分あり得る選択です。
「ベストなタイミングまで待とう」と思っているうちに、合わない環境で子どもが消耗してしまうこともあります。完璧なタイミングを探すより、子どもの今の状態をよく見て判断するほうが大切です。
転園後の生活を具体的にイメージしておく
転園先が決まったら、実際の通園ルートを確認しておきましょう。所要時間、駐車場の場所、雨の日のルート。登園初日に迷ったり遅刻したりすると、親子ともに焦ってしまいます。事前に一度、同じ時間帯に車を走らせてみるだけで安心感が違います。
持ち物のルールも園によって異なるので、早めに確認しておくとバタバタしません。お昼寝布団のサイズ、お弁当が必要な日、名前の書き方の指定など、細かいところで前の園と違うことがあります。
子どもの適応力を信じる
転園は保護者にとって大きな決断ですが、子どもは新しい環境に適応する力を持っています。最初は泣いたり、前の園を恋しがったりするかもしれません。でもそれは一時的なもので、新しい園で安心できる関係ができれば、子どもは自然と前を向きます。
冒頭のエピソードの子も、転園当初は不安でいっぱいだったはずです。それが今では、屋久島の朝の発見を嬉しそうに教えてくれるまでになりました。保護者がどっしりと構えていること、それが何よりのサポートです。
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あゆみの森こども園は園児28名の小さな園です。転園してきたお子さんも、少人数の中で保育士が丁寧に関わります。まずは園の雰囲気を見にいらしてください。
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