【2026年】保育園の給食を食べない子|年齢別の傾向と園での対応を解説
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給食を「食べない子」は珍しくない
保育園に通い始めたお子さんが給食を食べない。入園後のお悩みとして、実はかなり多い相談です。ある調査では、保育園に通う子どもの約3割が「偏食がある」と保護者が回答しているというデータもあります。つまり、クラスに何人かは「給食をなかなか食べない子」がいるのは当たり前のことなんです。
あゆみの森こども園は園児28名の小さな園ですが、それでも給食の場面では一人ひとりの反応が違います。おかわりする子もいれば、一口も手をつけない日がある子もいる。園長として15年以上保育に関わってきましたが、「食べない」にもいろいろなパターンがあることを実感しています。

年齢別に見る「食べない」の傾向
1歳児:環境の変化に敏感
1歳児が給食を食べない原因は、ほとんどが環境の変化です。家とは違う場所、知らない大人、見慣れない食器。すべてが初めての環境で、食べることに集中できないのは当然です。慣らし保育中に「給食をまったく食べません」と報告を受けて不安になる保護者の方もいますが、多くの場合は2〜3週間で落ち着きます。
当園では1歳児クラスは3名の少人数。担当の保育士がそばについて、一人ひとりのペースに合わせています。無理に口に運ぶことはしません。食べなかった日は「今日はこれだけ食べましたよ」とお伝えして、家庭での食事で補っていただくようにしています。
2〜3歳児:好き嫌いが出る時期
2歳を過ぎると自我が芽生え、食べ物の好き嫌いがはっきりしてきます。昨日まで食べていたものを急に「イヤ」と言い出すこともあります。これは味覚が発達している証拠なので、発達としては順調です。
ただ、保護者としては心配ですよね。「栄養は足りているのかな」「このまま偏食が続いたらどうしよう」。この時期の対応で大事なのは、食卓を楽しい場所にすることです。「食べなさい」と強制すると食事そのものが嫌な体験になってしまいます。
4〜5歳児:友だちの影響が大きい
年齢が上がると、友だちの存在が食事に影響を与え始めます。隣の子が「おいしい!」と言って食べていると、つられて口にする場面をよく目にします。異年齢で給食を食べる当園では、年上の子の食べる姿が年下の子の刺激になることが多いです。

「食べる体験」が給食への態度を変える
面白い変化がありました。今年から始めた味噌づくりの活動で、大豆を丸めて団子にし、バケツにえいっ!と投げ入れる工程があったのですが、これが子どもたちに大ウケ。「もう一回やりたい!」の声が止まらないほどでした。
不思議なもので、自分の手で触れた食材には興味が湧くようです。味噌づくりの後、給食の味噌汁を見て「これ、ぼくたちが作ったやつ?」と聞いてくる子がいました。まだ仕込んだばかりで完成には程遠いのですが、「味噌汁」と「自分の手で触った大豆」がつながった瞬間です。食べなかった子がいきなり食べるようになるわけではありませんが、食への関心が広がるきっかけにはなります。
家庭でできること
園での給食を食べない日が続くと、家庭で何とかしなければと焦る気持ちが出てきます。でも、いちばん大切なのは「食事の時間を怖い時間にしないこと」です。
食べなかったときに叱らない。完食を目標にしない。一口でも食べたら「食べられたね」と認める。小さなことですが、これが積み重なると、子どもにとって食事は「頑張る時間」ではなく「楽しい時間」に変わっていきます。
料理を一緒にするのも効果的です。野菜を洗う、レタスをちぎる、卵を混ぜる。簡単なことでいいんです。自分が手を動かして作ったものには、食べてみようという気持ちが生まれやすいです。
給食や食育についてのご質問
あゆみの森こども園では自園調理の給食を提供しています。お子さんの食事に関するお悩みやご質問は、LINE公式アカウントからお気軽にどうぞ。お友だち登録で園の最新情報もお届けしています。
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