新卒保育士の園選びチェックリスト|待遇・働き方・保育の中身で比較する

養成校では教わらなかった「園選び」のリアル

保育士養成校では実習先の紹介や就職ガイダンスがありますが、「自分に合った園をどう見極めるか」までは教わりません。私自身もそうでした。求人票を並べて比較表を作ったものの、正直どの園も同じに見えてしまった記憶があります。

実際に園で働き始めて気づいたのは、園によって「時間の流れ方」がまるで違うということです。

子どもの姿が保育の質を映す

就職先を選ぶとき、園の雰囲気を知る一番の手がかりは子どもたちの姿だと思います。のびのびしているか、保育士の顔色をうかがっていないか、自分から動いているか。

あゆみの森こども園で印象的だったのは、5歳児がナレーターの台本を自分で作っていた場面です。子どもプロジェクトのリハーサルに向けて、イラスト付きの紙にセリフをまとめていました。ハートや花の絵が余白に描いてあって、台本というよりは作品に近い仕上がりでした。練習ではほとんど台本を見ずにスラスラと話していて、「これは大人に言われてやったことではないな」とすぐにわかりました。

こうした姿が自然に出てくる園は、日常の中で子どもの「やりたい」を受け止める土壌がある。保育士が指示を出して動かすのではなく、子ども自身の中から湧いてくるものを見守っている。就職先選びでは、行事や特別な場面だけでなく、ふだんの保育の中でどれだけ子どもの主体性を大切にしているかを見てほしいと思います。

絵本棚の前で熱田園長の話を聞くあゆみの森こども園の子どもたち

新卒が確認しておきたいチェックリスト

実際に就職先を比較するとき、以下の項目は確認しておくとよいと思います。

待遇面

  • 基本給だけでなく、処遇改善手当を含めた月収の目安
  • 賞与の回数と実績(求人票に「実績あり」としか書いていない場合は具体的に聞く)
  • 住宅手当や家賃補助の有無(特に一人暮らしの場合は大きい)
  • 就職準備金や引っ越し補助があるか

働き方

  • 残業の実態(持ち帰り仕事があるかどうかも含めて)
  • 休日の取りやすさと有給消化率
  • 新人へのサポート体制(メンター制度、研修の有無)

保育の中身

  • 園の保育方針と自分の考えが合うかどうか
  • 子どもと保育士の比率(配置基準を超えた手厚い配置があるか)
  • 行事の頻度と規模(行事準備の負担がどの程度か)

リストにすると項目が多く見えますが、見学や面接で聞けることがほとんどです。遠方の場合はオンラインでの園紹介や電話での質問に対応している園もあります。

亜熱帯植物に囲まれた黒い外壁のあゆみの森こども園職員寮の外観

離島で働くという選択肢

新卒で離島の園を選ぶ人は少数派です。でも少数派だからこそ、得られる経験の密度は高いと感じています。あゆみの森こども園のある屋久島は世界自然遺産の島で、園児28名、保育士5名、保育補助4名という規模です。一人ひとりの子どもと深く関われる環境は、新卒の時期にこそ価値があると思います。

屋久島町には移住支援制度もあります。東京圏からの移住の場合は単身で60万円の支援金があり、暮らし体験住宅(月1万円で最長1年間)も利用できます。詳細は屋久島町観光まちづくり課(TEL:0997-43-5900)にお問い合わせください。

迷ったら「見に来る」のが一番早い

求人票やホームページの情報をどれだけ集めても、実際に園を見るのとでは得られるものがまったく違います。子どもの表情、保育士の声のトーン、園舎の匂い。五感で感じ取れる情報は、文字では伝わりません。あゆみの森こども園でも見学は随時受け付けていますので、気になった方はまず一度足を運んでみてください。


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