保育士の感情労働|心がすり減る前に知っておきたい自分の守り方

感情労働としての保育

「保育士さんっていつもニコニコしていてすごいですね」。保護者からこう言われたことがある保育士は多いのではないでしょうか。褒め言葉として受け取れる日もあれば、「ニコニコしないといけないから疲れるんです」と心の中でつぶやく日もある。

保育は、接客業と同じ「感情労働」です。自分が悲しくても笑顔でいなければならない、イライラしていても穏やかに対応しなければならない。この感情のコントロールを毎日続けることが、保育士の心をじわじわと消耗させていきます。

森の生き物や植物を観察するあゆみの森こども園の野外活動

感情労働がしんどくなるとき

自分の感情を後回しにし続けたとき

子どもが泣いていれば慰める、保護者が怒っていれば謝る、同僚が困っていれば助ける。他人の感情に寄り添い続ける一方で、自分の感情は後回しになりがちです。「私はどう感じているか」を考える余裕がなくなると、ある日突然、感情そのものが動かなくなります。

感謝されることが当たり前になったとき

不思議なもので、「ありがとう」と言われ続けると、それが当たり前になって嬉しさを感じなくなることがあります。逆に、たった一度の苦情やクレームが心に深く刺さる。ポジティブな感情が薄れ、ネガティブな感情だけが残る。これも感情の消耗が進んでいるサインです。

プライベートでも「保育士モード」が抜けないとき

帰宅後も電車の中の子どもが気になる、友人の子育て相談に保育士として答えてしまう、休みの日も園のことが頭から離れない。オンとオフの切り替えができなくなると、心が休まる時間がゼロになります。24時間保育士でいる必要はありません。園を出たら、一人の人間に戻っていいのです。

木々の緑が美しい屋久島の照葉樹林の風景

心を守るための具体的な方法

感情の「書き出し」

今日あった嫌なこと、モヤモヤしたこと、嬉しかったこと。ノートでもスマホのメモでも構いません。感じたことを言葉にして書き出すだけで、感情が整理されます。誰かに見せる必要はありません。自分のための「感情の排出口」を持つことが大切です。

「ノー」を言う練習

頼まれたことを全部引き受けていませんか。「申し訳ないけど、今日はこれ以上は難しいです」と言えるようになると、自分を守る力がつきます。最初は抵抗があるかもしれません。でも「ノー」を言うことは、自分の限界を尊重することです。限界を超えてまで引き受けることは、長い目で見ると誰の得にもなりません。

保育以外の自分を持つ

趣味、運動、友人との時間。保育とは関係のない世界を持つことが、心のバランスを保つ鍵です。保育士である前に、一人の人間です。自分が楽しいと感じること、心地よいと感じることに時間を使うことに罪悪感を感じる必要はありません。

自然の中で心を取り戻す

都市部の保育園で心身ともに疲弊した保育士が、環境を変えて再スタートを切るケースが増えています。あゆみの森こども園がある屋久島は、世界自然遺産の島です。朝、園庭に立つと山から風が吹き、鳥の声が聞こえる。子どもたちと森の中を歩き、土や水に触れる保育の中で、「この仕事が好きだった理由」を思い出す人がいます。

基本給に処遇改善手当を合わせて月20万円程度、賞与年2回計2ヶ月分。職員寮は家賃5万円、正職員には住宅手当があり家賃は半額になります。

感情労働を支える職場の条件

感情労働の負担を軽くするのは、個人の努力だけでは限界があります。職場の環境が大きく影響します。スタッフ同士が気軽に「今日しんどかった」と言い合える雰囲気があるか。困ったときに助けを求められる体制があるか。園長が現場のストレスを理解しているか。

あゆみの森こども園では、スタッフ同士のコミュニケーションを大切にしています。園児28名に対して保育士5名と保育補助4名の体制は、一人が抱える負担を分散するだけでなく、困ったときにすぐ相談できる距離感を生んでいます。


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