家庭でもできる食育のヒント|保育園の取り組みを家でも活かす方法

家庭でもできる食育のヒント

保育園で食育に取り組んでいるのは知っているけれど、家庭ではどうしたらいいの?忙しい毎日の中で、わざわざ食育のための時間を作るのは大変。そう感じている保護者の方は多いと思います。

実は、家庭での食育は特別なことをする必要はありません。毎日の食事の中で、ほんの少し意識を変えるだけで立派な食育になります。この記事では、忙しい家庭でも無理なくできる食育のヒントと、保育園の食育を家庭で活かす方法をご紹介します。

手のひらで野花を大切に持つこども園の子どもの手元のクローズアップ

日常の中にある食育

一緒に買い物をする

スーパーでの買い物は、手軽にできる食育のひとつです。「今日はニンジンが安いから買おうか」「このトマト、赤くて美味しそうだね」。買い物をしながら食材の名前や色、形について話すだけで、子どもの食材への関心が高まります。「今日の晩ごはんのサラダに使うレタスを選んでくれる?」と役割を持たせると、子どもは張り切って食材を探してくれます。

旬の食材について話すのも良い食育です。「夏はスイカが美味しいね」「冬はみかんの季節だよ」。季節と食材のつながりを知ることで、四季を感じる感性が育ちます。

お手伝いを頼む

「台所は危ないから」と子どもを遠ざけがちですが、年齢に合ったお手伝いをさせることは食育として効果的です。2歳ならレタスをちぎる、きのこを裂く。3歳ならおにぎりを握る、卵を割る(失敗しても大丈夫)。4〜5歳なら包丁を使って柔らかい食材を切ることも少しずつ教えられます。

大切なのは、出来栄えを求めないこと。子どもが握ったおにぎりは形がバラバラかもしれません。卵の殻が入っているかもしれません。でも「自分で作った」という体験そのものに価値があります。「上手にできたね」「ありがとう、助かったよ」。その一言が、子どもの食への関心を育てます。

食卓で食材の話をする

食事中に「これは何で作ったでしょう?」とクイズを出すだけでも、食育になります。「このお味噌汁の中に何が入っているかな?」「このハンバーグの中に隠れている野菜は何?」。子どもは答えを考えながら食べるので、食材に意識が向きます。正解しなくても全然構いません。食材について考えること自体が学びです。

石や泥を使った感触遊びに夢中になるあゆみの森こども園の子どもたち

保育園の食育を家庭につなげる

給食の献立を活用する

多くの保育園では毎月の献立表を配布しています。この献立表は家庭での食育に活用できます。「今日の給食は何だった?美味しかった?」と聞くだけでも食の会話が生まれます。園で食べて美味しかったメニューを家でも作ってみると、「これ保育園で食べたやつ!」と喜ぶ子は多いです。

園での体験を広げる

保育園で野菜の栽培をしていたら、家のベランダでもミニトマトやバジルを育ててみる。園でクッキングをしたと聞いたら、週末に一緒にお菓子を作ってみる。園での体験を家庭で広げることで、食育の効果は何倍にもなります。

あゆみの森こども園では、ジャガイモの栽培や味噌づくりなどの食育活動を行っています。園での体験を連絡帳やInstagramで保護者と共有し、家庭でもその話題が広がるようにしています。

完璧を目指さなくていい

「食育」と聞くと身構えてしまう方もいるかもしれませんが、毎日完璧にやる必要はありません。忙しい日はお惣菜でもレトルトでもいい。大事なのは、たまにでいいから「一緒に食べる時間を楽しむ」こと。家族で食卓を囲んで、「美味しいね」と言い合う。それが子どもにとっていちばんの食育かもしれません。

保育園と家庭の両方で食の体験を積み重ねていくことで、子どもの「食べる力」は着実に育っていきます。難しく考えず、できることから少しずつ始めてみてください。


食育に興味がある方へ

あゆみの森こども園では、自園調理の給食と栽培活動を通じた食育を実践しています。園見学や入園に関するお問い合わせは随時受け付けています。

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