屋久島・尾之間のリアルな1日|温泉と星空がある暮らし
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尾之間に来て最初に驚いたこと
屋久島の尾之間に初めて来た人が驚くのは、静けさです。車のクラクション、電車の音、深夜のサイレン。都会では当たり前だった音がない。聞こえるのは鳥の声と風の音、そして遠くから聞こえる波の音。最初は「静かすぎて落ち着かない」と感じる方もいるそうですが、数日もすれば、この静けさが心地よくなっていきます。
尾之間は屋久島の南部にある人口約680人の集落です。観光客が多く訪れる北部の宮之浦や安房とは違い、観光地化されていない素朴な雰囲気が残っています。「何もない」と言えばそうかもしれませんが、「何もないからこそいい」と感じられる場所です。

尾之間の1日を追ってみる
朝
朝は鳥の声で目が覚めます。窓を開けると、緑の匂いが部屋に入ってくる。朝食を済ませて、子どもと一緒に園まで歩く。園までの道はのどかな集落の中を通り抜けるルートで、途中でヤクシカに出会うこともあります。園に着くと、先生たちが「おはよう」と迎えてくれる。大規模園のように慌ただしい登園風景ではなく、穏やかに一日が始まります。
昼
子どもが園で過ごしている間、保護者はそれぞれの時間を過ごします。仕事をしている方、畑仕事をしている方、在宅で仕事をしている方。昼休みにペイタでパンを買ったり、Aコープで夕飯の買い出しをしたり。移動はほぼ車ですが、集落内は自転車や徒歩でも十分に生活できます。
夕方
園のお迎えのあと、尾之間温泉に立ち寄るのが日課という家族も多いです。大人300円、小人150円。尾之間区民は無料なので、毎日通っても負担になりません。温泉で一日の疲れを流して、家に帰って夕食。夜は星がきれいに見えるので、子どもと一緒にベランダで星を眺める時間が好きだという保護者もいます。島には街灯が少ないからこそ、夜空がとても明るいのです。

尾之間の人たちの温かさ
小さな集落だからこそ、人と人との距離が近いです。道で会えば挨拶を交わし、畑で採れた野菜をおすそ分けしてもらい、台風のときはお互いに声をかけ合う。都会では失われがちなこうしたつながりが、尾之間には当たり前のように残っています。
子育て家庭にとっては、この「地域の目」がとても心強いものです。子どもが集落内を歩いていれば誰かが見守ってくれるし、困ったことがあれば相談できる人が近くにいる。核家族で孤立しがちな都会の子育てとは、まったく違う安心感があります。
正直に言う尾之間の不便さ
もちろん不便なこともあります。コンビニは集落内にはありません。大きな病院もなく、尾之間診療所が近くの医療機関です。専門的な治療が必要な場合は島の北部の病院、さらには本土まで行く必要があります。台風シーズンにはフェリーが数日間欠航することもあり、物資が届かなくなることもあります。
こうした不便さは、島暮らしを選ぶなら受け入れる必要がある部分です。でも、不便さの代わりに手に入るものの大きさを考えると、多くの移住者が「それでもここがいい」と言います。毎日目にする山と海の景色、温泉の温もり、集落の人たちの優しさ。そうしたものの価値は、コンビニの便利さでは測れないものです。不便さとうまく付き合うコツは、「ないものを嘆く」のではなく「あるものを楽しむ」こと。その発想の転換ができると、島暮らしは一気に豊かになります。
尾之間の暮らしを体験してみませんか
屋久島町では月1万円で最長1年間利用できるお試し移住用の暮らし体験住宅を用意しています。「いきなり移住は不安だけど、尾之間の暮らしを体験してみたい」という方にぴったりの制度です。詳しくは屋久島町観光まちづくり課(TEL:0997-43-5900)へ。
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