卒園を迎える親子へ|保育園の最後の日々で大切にしたいこと

「あと何回、この門をくぐるんだろう」

朝、子どもと手をつないで園の門をくぐるとき、ふと「あと何回、こうやって一緒に歩くんだろう」と考える瞬間があるかもしれません。卒園を控えた保護者にとって、2月から3月にかけての時間は特別な重みを持つものです。

子どもの成長はうれしい。でもその成長は、今この瞬間が二度と戻ってこないことの裏返しでもある。卒園前のこの時期は、そんな複雑な気持ちが交差する季節です。同じようなことを感じている保護者の方は、きっとたくさんいるはずです。

絵本棚の前で熱田園長の話を聞くあゆみの森こども園の子どもたち

子どもは「今」を全力で生きている

面白いもので、卒園を寂しがるのは大人のほうで、子どもたちは最後の日まで全力で遊んでいます。あゆみの森こども園の年長さんたちも、卒園式の話をすると「ふーん」という反応なのに、「明日は森の活動だよ」と言うと目を輝かせる。そのあっけらかんとした姿が、逆に頼もしく感じます。

2月には子どもプロジェクトがあります。これは子どもたち自身が「何をやりたいか」を考えて、仲間と一緒に取り組む活動です。年長さんにとっては園生活の集大成ともいえる場面で、自分で考え、自分で動く力を存分に発揮します。見ている保護者の方が感動して涙ぐむこともあるくらいです。

3月のジャガイモ掘りという思い出

今年度は、子どもたちが秋に植えたジャガイモの収穫が3月に予定されています。自分で植えて、水をやって、育てたものを最後に収穫する。卒園前にそんな体験ができることが、年長さんへの贈り物のようだなと思っています。収穫したジャガイモは給食で調理して、みんなで食べる予定です。「自分たちで育てたジャガイモだ」と言いながら食べる姿が、今から目に浮かびます。どんな料理にするかは子どもたちと相談して決める予定で、カレーにしたいという声が今のところ一番多いようです。

屋久島の山々を背景にした園庭で遊ぶあゆみの森こども園の子どもたち

保護者として、この時期にできること

卒園前に保護者の方にお願いしたいのは、「日常を丁寧に過ごすこと」です。特別なことをする必要はありません。朝の登園で手をつなぐ時間、お迎えで「今日どうだった?」と聞く時間、お風呂で園の話をする時間。そうした何気ないやりとりの一つひとつが、あとから振り返ったときに宝物になります。

卒園式で保護者の方が泣いてしまうのは、お子さんの成長を間近で見守ってきた証拠です。園としても、その涙はとてもうれしいものだと感じています。

先生たちの気持ち

保護者だけでなく、保育士にとっても卒園の時期は特別です。毎日一緒に笑って、泣いて、怒って、喜んで。長い子は4年以上、一緒に過ごしてきた子どもたちです。「もうすぐ会えなくなるんだな」という寂しさは、正直ありますが、それ以上に「この子たちなら大丈夫」という確信もあります。卒園式で子どもたちの顔を見ると、あの日泣いていた1歳の頃がうそのように頼もしく見えるものです。

保育園で過ごした時間が土台になる

小学校に入ると環境はガラッと変わります。でも、保育園で培った「自分でやってみよう」という気持ち、友だちと協力する経験、自然の中で体を動かした記憶。それらは確実に子どもの土台になっています。あゆみの森こども園で過ごした時間は、これからの長い人生を支える根っこの部分です。保護者の方がお子さんに「あの園に通ってよかったね」と言ってもらえるような保育を、最後の日まで続けていきたいと思っています。


園の見学について

あゆみの森こども園では、来年度以降の入園を検討されている方の見学を受け付けています。園の雰囲気を直接感じてみたい方は、お気軽にご連絡ください。

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