【2026年】保育園での味噌づくり体験|子どもの「食」への興味が変わる瞬間
Contents
大豆を潰す小さな手から始まる食育
「これがお味噌になるの?」——蒸した大豆を手のひらで潰しながら、子どもたちが不思議そうに声を上げます。あゆみの森こども園では、今年から味噌づくりを食育活動のひとつとして取り入れました。正直なところ、最初は「小さい子に味噌づくりなんてできるのかな」と心配もありました。でも実際にやってみると、子どもたちの集中力と好奇心に驚かされる毎日です。
味噌は日本の食卓に欠かせない調味料ですが、それがどうやって作られているかを知る機会は、大人でも意外と少ないものです。だからこそ、子どものうちに「自分の手でつくる」体験をすることに大きな意味があると感じています。

なぜ味噌づくりが食育に向いているのか
味噌づくりの良いところは、「待つ」プロセスがあることです。大豆を蒸して、潰して、麹と塩を混ぜて、容器に詰める。ここまでは1日で終わります。でも味噌になるまでには何ヶ月もかかる。子どもたちは「まだかな」「どうなってるかな」と気にしながら過ごすようになりました。
すぐに結果が出ない体験って、今の時代にはなかなか貴重だと思います。スーパーに行けば味噌は買える。でも、自分の手で仕込んだ味噌がどう変化していくのかを見届ける体験は、食べ物への感謝の気持ちを自然に育ててくれます。
五感をフルに使う体験
味噌づくりでは、子どもたちの五感がフル稼働します。蒸した大豆の温かさと柔らかさを手で感じ、麹の甘い香りを嗅ぎ、塩の味見をして「しょっぱい!」と笑う。潰すときのぐにゅっとした感触が楽しくて、ずっとやりたがる子もいます。

保育園での食育というと、野菜を育てたり給食を一緒に作ったりするイメージが強いかもしれません。でも味噌づくりには「発酵」という目に見えない変化があって、それが子どもたちの想像力を刺激するんです。「見えないけど何かが動いている」ということを肌で感じる体験は、科学的な興味の芽にもつながっていくのではないでしょうか。
味噌づくりが食卓を変える
面白い変化がありました。味噌づくりをしてから、給食の味噌汁に対する子どもたちの反応が明らかに変わったんです。「今日のお味噌汁、おいしい」と言ったり、「ぼくたちの味噌はいつ食べられる?」と聞いてきたり。食への関心が目に見えて高まっています。
保護者からも「家で味噌汁を飲みたがるようになった」「味噌の話をよくしてくる」という声をいただきました。園での体験が家庭にまで広がっていくのは、食育の大きな成果だと感じています。何気ない朝ごはんの味噌汁が親子の会話のきっかけになるなんて、始める前は想像もしていませんでした。
屋久島の風土と発酵文化
屋久島は温暖で湿度が高い島です。この気候は実は発酵食品づくりにも向いていて、昔から各家庭で味噌を仕込む文化がありました。園で味噌をつくることは、地域の食文化を次の世代に伝えることにもつながっています。屋久島の自然と食がつながる体験は、この土地だからこそできることだと思います。
あゆみの森こども園の給食は自園調理で、地元の豆腐や食パンなど屋久島の食材も取り入れています。味噌づくりだけでなく、日々の給食を通じて「食べ物がどこから来るのか」を子どもたちが自然に感じられる環境を大切にしています。
食育に興味のある方へ
あゆみの森こども園では、味噌づくりのほかにもジャガイモ栽培や藍染め体験など、子どもたちの「やってみたい」を大切にした活動に取り組んでいます。園の様子が気になる方は、お気軽にお問い合わせください。
見学のご相談やご質問は、LINE公式アカウントから受け付けています。お友だち登録をしていただくと、園の最新情報もお届けしています。
日々の食育活動の様子はInstagramでも配信中です。



