外遊び不足が子供の体と心に与える影響|今日からできる対策

外遊び不足は「現代病」のひとつ

子供の外遊び時間の減少は、今や社会問題として認識されるようになりました。テレビやネットで「子供の体力低下」「近視の増加」といったニュースを目にすることも増えています。

しかし、外遊び不足の影響は体力だけにとどまりません。この記事では、外遊び不足が子供の体と心の両面に与える影響と、今日からできる対策をお伝えします。

水たまりや泥で思いきり遊ぶあゆみの森こども園の子どもたち

体への影響

骨や筋肉の発達

外で走ったり跳んだりする活動は、骨や筋肉の発達に欠かせません。特に成長期の子供にとって、適度な運動刺激は骨密度を高め、丈夫な体を作る基盤となります。

室内での静かな遊びばかりでは、こうした刺激が不足してしまいます。

免疫力への影響

外で遊ぶことで、子供はさまざまな微生物や自然環境に触れます。これが免疫システムの発達を促すという研究結果もあります。

過度に清潔な環境で育った子供は、アレルギーを発症しやすいという報告もあり、適度に「汚れる」経験も大切だと言われています。

睡眠の質への影響

外で体を動かすと、夜ぐっすり眠れるようになります。また、日中に太陽の光を浴びることで、体内時計が整い、睡眠リズムが安定します。

外遊びが不足すると、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりすることが増える可能性があります。

森の生き物や植物を観察するあゆみの森こども園の野外活動

心への影響

情緒の安定

自然の中で過ごすことは、心を落ち着かせる効果があります。逆に、外遊びの機会が少ないと、エネルギーを発散できず、イライラしやすくなったり、落ち着きがなくなったりすることがあります。

好奇心と探究心

外の世界には、子供の好奇心を刺激するものがあふれています。虫、植物、石、水たまりなど、毎日新しい発見があります。こうした経験が、「なぜだろう?」「もっと知りたい」という探究心を育みます。

レジリエンス(回復力)

外遊びでは、転んだり、失敗したりすることも多くあります。でも、子供はそこから立ち上がり、また挑戦します。こうした経験が、困難に立ち向かう力を育てます。

今日からできる対策

毎日10分から始める

いきなり長時間外で過ごす必要はありません。まずは毎日10分、外に出ることから始めてみてください。買い物ついでに公園に寄る、家の周りを散歩するなど、日常の中に外遊びを組み込むことが大切です。

週末は自然の中へ

平日は忙しくても、週末に自然の中で過ごす時間を作ることで、外遊び不足を補うことができます。近くの公園や川辺、山など、自然を感じられる場所に出かけてみてください。

子供の「やりたい」を尊重する

外遊びの内容は、子供に任せてみましょう。大人が「これで遊びなさい」と決めるのではなく、子供が興味を持ったことを一緒に楽しむことが、外遊びを好きになる近道です。

自然豊かな環境で育つということ

あゆみの森こども園のある屋久島では、子供たちが毎日自然と触れ合いながら過ごしています。森の中を探検したり、川で水遊びをしたり、泥だらけになって遊んだり。

そんな子供たちの姿を見ていると、外遊びが子供の成長にとってどれほど大切かを実感します。


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