保育士のストレスで休職した私が、復帰までにしたこと

ある朝、起き上がれなくなった

その日は、特別なことがあったわけではありませんでした。いつも通りの月曜日の朝。アラームが鳴って、目は覚めた。でも、体が動かない。「起きなきゃ」と思うのに、布団から出られない。涙だけが、静かに流れていました。

それが、私が休職を決意した日でした。3年間、「まだ大丈夫」「みんなも頑張っている」と自分に言い聞かせて働き続けた結果でした。限界を超えていたことに、やっと気づいたのです。

この記事では、私が休職を経て復帰するまでにしたことをお伝えします。同じように苦しんでいる方の、何かのヒントになれば嬉しいです。

大きな岩と緑豊かな植物が共存する屋久島の森林

限界に至るまで

見て見ぬふりをしていたサイン

今思えば、サインはたくさん出ていました。毎朝の頭痛、夜中に何度も目が覚める、食欲がない、些細なことでイライラする。日曜の夜になると胃が痛くなる。でも、「みんなも同じ」「気のせい」と思い込んでいました。周りの先輩たちも同じように疲れた顔をしていたから、これが「普通」だと思っていたのです。

特にひどかったのは、睡眠の問題でした。布団に入っても、仕事のことが頭から離れない。「明日の活動はどうしよう」「あの書類、終わってない」「先輩に何か言われるかな」。気づけば深夜2時、3時。そして朝が来る。慢性的な睡眠不足が、心身を蝕んでいきました。

「まだ大丈夫」の罠

「まだ大丈夫」は、最も危険な言葉でした。本当に大丈夫な人は、「まだ大丈夫」とは言いません。自分に言い聞かせている時点で、すでに大丈夫じゃなかったのです。でも、その時は気づけませんでした。

「ここで休んだら、みんなに迷惑をかける」「私が抜けたら、誰がやるの」そう思って、無理を重ねました。でも結局、壊れてしまったら、もっと長い間迷惑をかけることになりました。もっと早く休めばよかった。今ならそう思います。

苔と緑が覆う巨木の根元がある屋久島の原生的な森

休職中にしたこと

最初の1ヶ月:とにかく寝た

休職が始まってから1ヶ月間、私はほとんど何もしませんでした。ただ、寝て、起きて、ご飯を食べて、また寝る。「何かしなきゃ」という焦りもありましたが、体が動かなかったのです。

後から分かったのは、それだけ疲れ切っていたということ。3年間の疲労が、一気に押し寄せてきたのです。休むことが、回復の第一歩でした。何もしない自分を責めそうになりましたが、「今は休む時期」と言い聞かせました。

2ヶ月目:少しずつ外に出た

少し体力が戻ってきた頃、外に出るようになりました。最初は近所のコンビニまで。それが、公園を散歩するようになり、電車に乗って少し遠くまで出かけられるようになりました。

小さな「できた」を積み重ねることで、自信を取り戻していきました。「今日は30分歩けた」「カフェでコーヒーを飲めた」。そんな些細なことが、回復の証でした。

3ヶ月目:自分と向き合った

心療内科の先生と話しながら、なぜ限界まで頑張ってしまったのかを考えました。「期待に応えなければ」「迷惑をかけてはいけない」「弱音を吐いてはいけない」という思い込みが、自分を追い詰めていたことに気づきました。

この気づきが、復帰後の働き方を変えるきっかけになりました。「完璧じゃなくていい」「助けを求めていい」「休んでいい」。そう思えるようになるまで、時間がかかりました。

復帰してからのこと

半年の休職を経て、別の園で復帰しました。今度は「無理をしない」と決めて。定時で帰る、休日は仕事のことを考えない、辛い時は早めに相談する。以前の私なら「甘え」と思っていたことを、意識的に実践しています。

今、保育士として働くことが、また楽しいと思えています。子どもたちの笑顔を見ると、「この仕事を続けてよかった」と感じます。休職は「失敗」ではなく、「自分を見つめ直す時間」でした。


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