保育士1年目で毎日泣いていた私が、辞めなかった理由
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トイレで泣く日々
1年目の4月から6月、私は毎日のようにトイレで泣いていました。誰にも見られないように、音を立てないように。5分だけ、と自分に言い聞かせて。涙を拭いて、何事もなかったかのように保育室に戻る。その繰り返しでした。
なぜ泣いていたのか。理由は一つじゃありませんでした。先輩の言葉が刺さった、子どもに怪我をさせてしまった、保護者対応でしどろもどろになった、書類を何度も直された。毎日、何かしら「失敗した」と感じることがあって、その度に自分を責めていました。
「向いてないのかも」「辞めた方がいいのかも」何度もそう思いました。でも、辞めませんでした。今日は、なぜ辞めなかったのか、そしてどうやって乗り越えたのかをお話しします。

一番辛かったこと
「あなた、本当に資格持ってるの?」
5月のある日、先輩にそう言われました。私がミスをした後のことでした。その言葉は、心に深く刺さりました。4年間学んで、実習も乗り越えて、試験にも受かって。それなのに「資格持ってるの?」と言われた。自分の全てを否定されたように感じました。
その夜は、眠れませんでした。翌朝、園に行く足が重くて重くて。それでも、子どもたちの顔を思い浮かべて、なんとか玄関をくぐりました。「今日だけ、今日だけ頑張ろう」そう自分に言い聞かせていました。
子どもに怪我をさせてしまった
6月、私が担当していた子どもが転んで、おでこを切りました。ほんの一瞬、目を離した隙でした。血が出て、子どもは大泣き。私はパニックになりました。
保護者への謝罪は、声が震えて上手く話せませんでした。幸い大きな怪我ではなく、保護者の方も「子どもはよく転びますから」と言ってくださいました。でも、自分を許せませんでした。「私のせいで」という思いが、何日も頭から離れませんでした。夜も、その場面が何度もフラッシュバックして、眠れない日が続きました。

辞めなかった理由
子どもの「だいすき」
辛いことばかりの毎日でしたが、子どもたちは変わらず「せんせい」と呼んでくれました。「せんせい、だいすき」「せんせい、あしたもくる?」その言葉が、私を支えていました。
私がどんなにミスをしても、先輩に怒られても、子どもたちの前では笑顔でいたい。その思いが、毎朝園に向かう原動力でした。子どもたちは、私を必要としてくれている。そう感じられることが、唯一の希望でした。
「3ヶ月だけ」と決めた
6月の終わり、「もう限界かも」と思った時、自分にこう言い聞かせました。「あと3ヶ月だけ頑張ろう。それでもダメなら、辞めてもいい」。
1年という長さは、当時の私には果てしなく感じました。でも、3ヶ月なら、なんとかなる気がしました。そうやって小さなゴールを設定したことで、目の前の一日一日に集中できるようになりました。
話を聞いてくれる人がいた
同期はいませんでしたが、栄養士の先生が話を聞いてくれました。保育のことは分からなくても、「辛いよね」「頑張ってるよね」と言ってくれる。それだけで、ずいぶん救われました。一人じゃない、と思えることが、どれだけ大きな支えになるか。職場に一人でも味方がいると、全然違います。
1年経って変わったこと
秋頃から、少しずつ手応えを感じるようになりました。「あれ、前よりスムーズにできてる」「子どもの気持ちが分かるようになってきた」。先輩との関係も、少しずつ楽になっていきました。
1年目の終わり、あの「資格持ってるの?」と言った先輩が、「成長したね」と言ってくれました。その時初めて、「辞めなくてよかった」と心から思いました。あの辛い日々を乗り越えたからこそ、今の自分がいる。そう思えるようになりました。
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