【2026年】3歳の発達の目安|ことば・手先の器用さ・社会性はどこまで育つ?

3歳は「できること」が一気に増える時期

3歳のお子さんを持つ保護者の方から、「うちの子の発達は順調なの?」という質問をよくいただきます。周りの子と比べて言葉が遅い気がする、まだおむつが取れていない、お友だちとうまく遊べない。気になることが次々に出てくるのが、ちょうど3歳前後です。

3歳は発達の個人差がもっとも大きい年齢のひとつです。同じ月齢でもできることに驚くほどの差があります。それでも、だいたいの目安を知っておくことは安心につながりますし、「今この力が伸びている時期なんだ」とわかるだけで、日々の関わり方も変わります。園長として多くの3歳児を見てきた経験から、発達の目安をお伝えします。

カラフルな帽子をかぶって地面で自然遊びをする園児たち

ことばの発達

3歳になると、二語文から三語文へと移行し、簡単な会話が成立するようになります。「ママ、ジュースちょうだい」「これ、きのう買ったの」のように、時間の概念も少しずつ出てきます。

ただし、ことばの発達は個人差がとても大きい領域です。3歳になっても単語が中心の子もいれば、大人顔負けにペラペラ話す子もいます。保育の現場にいると、「話し始めるのが遅かった子が、ある日突然文章で話し始める」という場面にたびたび出会います。ゆっくりなのは「遅れ」ではなく「その子のペース」であることがほとんどです。

とはいえ、3歳半を過ぎても単語がほとんど出ない場合は、かかりつけ医や自治体の発達相談に一度つないでおくと安心です。早めに専門家の目を通すことは、心配のし過ぎではありません。

手先の器用さ

3歳になると手先がぐんと器用になります。クレヨンで丸が描ける、はさみで紙を切れる(最初は一回切りから)、スプーンやフォークを上手に使える。こうした動作がひとつひとつできるようになっていきます。

節分の豆まきの準備で、3歳以上の子どもたちが折り紙で豆入れを作ったときのこと。「ここをこう折って」という手順を聞きながら、自分の手で紙を折る。これは「聞く力」と「手を動かす力」を同時に使う高度な作業です。まだ角がきっちり合わなかったり、途中で「できない!」と助けを求める子もいましたが、完成した豆入れを嬉しそうに見せてくれました。鹿児島では落花生で豆まきをする風習があるので、大きな落花生がちょうど入るサイズ感も楽しんでいたようです。

カラフルなおもちゃで遊ぶあゆみの森こども園の子どもたちの手元

社会性と感情のコントロール

3歳は「自分」と「他者」の区別がはっきりしてくる時期です。友だちと一緒に遊ぶことが増え、おもちゃの貸し借りや順番待ちが少しずつできるようになります。ただし「少しずつ」がポイントで、まだまだトラブルは日常茶飯事です。取り合い、押し合い、泣き合い。これらはすべて社会性を学んでいる最中の出来事であって、問題行動ではありません。

感情のコントロールもこの時期から育ち始めますが、完成にはまだ何年もかかります。怒ったり泣いたりする場面が多いのは当然のことです。「3歳なのにまだ癇癪がひどい」と心配される保護者の方もいますが、癇癪は自己主張の表れでもあります。受け止めつつ、少しずつ「言葉で伝える」練習をしていく段階だと捉えてください。

発達の目安は「幅」で捉える

発達の目安はあくまで「だいたいの幅」です。3歳0ヶ月と3歳11ヶ月ではできることが全然違いますし、同じ月齢でも得意な分野と苦手な分野があります。ことばは早いけど運動は慎重な子、手先は器用だけど友だちとの関わりはまだ苦手な子。そんなデコボコがあるのは当たり前のことです。

気になることがあれば、まずは保育園の担任に相談してみてください。毎日お子さんを見ている保育士だからこそ、家庭では気づきにくい変化や成長をお伝えできることがあります。


お子さんの発達についてのご相談

あゆみの森こども園では、保護者の方とお子さんの発達について一緒に考える時間を大切にしています。気になることがあれば、LINE公式アカウントからお気軽にどうぞ。

園の日常の様子はInstagramでも配信中です。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です